11月19日、大みそかの風物詩『第75回NHK紅白歌合戦』の出演者発表記者会見が行なわれた。有吉弘行(50)、伊藤沙莉(30)、橋本環奈(25)が司会を務める『紅白』。今年の初出場者には若者に人気のアーティストも多く名を連ねているが、従来の視聴者の“置き去り感”も指摘されていて――。

 今回、初出場となるアーティスト、グループは、紅組が3組、白組が7組の計10組。

【紅組】

《韓国の5人組グループ・ILLIT(アイリット)、シンガーソングライター・tuki.、11人組グループ・ME:I

【白組】

《3人組バンド・Omoinotake、ヒップホップユニット・Creepy Nuts、マルチクリエイター・こっちのけんと(28)、5人組グループ・Da-iCE、韓国の5人組グループ・TOMORROW X TOGETHER(TXT)、大人気の3人組グループ・Number_i、新浜レオン(28)》

 今回の出場者発表にSNSでは、《なんかtxtが紅白って感動》など好意的な声もあるが、

《誰もわからんかったっす~~》
《タイミングよく?紅白出場発表みてるけど、思いの丈って誰やねん笑》
《いや、ILLITって誰だよ...。流石に韓国贔屓がすぎるとはいえあまりにも無名すぎるんじゃ...。紅白観る層がもっと減るぞ》
《バズってもいない韓国グループ出すなよ?誰も聞いたことないぞ?》

 といった冷ややかな声が多く寄せられている。

「初出場組は若者の間では知名度があり、人気もあるアーティストたちなんですが。Omoinotakeは名前を知らなくても、今年1月クールに放送されて人気を博した二階堂ふみさん(30)主演の連続ドラマ『Eye Love You』(TBS系)の主題歌『幾億光年』を聞けば、ピンと来る人もいるのではないでしょうか。こっちのけんとさんも、SNSで大バズリした『はいよろこんで』を聞けば、若い人は一発で分かる。

 その一方で、こうしたラインナップに、年配層やあまり音楽を聴かない層からは“誰?”という声も多いと。さすがにNumber_iは、歌を知らなくても大手企業のCMなどにも出演しているので知っているでしょうが、tuki.は音楽好きの間では有名な一方、“覆面シンガー”で露出は少ないですからね。

 また、旬な韓国グループも、年配層の方々は分からないでしょうね……」(夕刊紙デスク)

 tuki.は昨年9月リリースの初デジタルシングル『晩餐歌』が大ヒット。ソロアーティストとして史上最年少でストリーミング累計再生回数1億回を突破するなど大人気なのだが、“15歳の現役女子高生”ということ以外、すべてが謎に包まれている覆面シンガーだ。