■『紅白』出演には“条件”も…
今年も、『紅白』の旧ジャニーズ不在が確定したことになるが、Snow Manほか多くのグループは昨年末に行なわれた生配信など、代替イベントが好評だった。また、旧ジャニーズのファンはNHKに良い感情を抱いていない人も多いことから、
《今年も出なくて嬉しい〜一生出なくていいよあんな局》
《出なくてよろしいよろしい。一生出なくていい。カウコンあるのかなー?それとも去年みたいにあちこちで配信??》
《Nスペ、制作したそっちには関係なくてもこっちは関係大アリなんじゃい》
といった声がSNSに多く寄せられている。
前出の芸能プロ関係者は話す。
「『紅白』の制作統括は、“(交渉に)影響はなかった”と否定していましたが、Snow Manに限らず、やはり10月中旬のタイミングの『Nスペ』でジャニー氏の件を再度追及したことが、STARTO社アーティストの『紅白』不出場を決定打にした、と言われていますね。
同時に、NHKサイドの“上から目線”的な話も聞こえてきていますね……」
アーティストが『紅白』に出場する場合、NHKサイドからさまざまな“条件”がつくこともあるようだ。
「“『紅白』に出るのなら、この番組にも出てください”ということを言われることもあるそうです。Snow Manが出演を断ったとされる音楽番組『Venue101』(土曜夜11時~)もそうした番組のひとつだといいます。
ただ、Snow Manを始め、STARTO社のグループは昨年、“締め出し”を食らっているわけでそもそもNHKを良くは思っていない。昨年大晦日には配信イベントも成功させており、『紅白』出演も絶対というわけではないのに、そんな“条件”をつけられたら、とても出演に前向きにはなれないですよね。
そういった上から目線とも感じられそうなNHKサイドの姿勢に、STARTO社の面々も思うところがあったのではないでしょうか」(前同)
ただでさえ『紅白』は入念なリハーサルが求められる。さらに別の番組にも出演する必要があるとなれば、多忙なSnow Manはスケジュール的にも大変になってくるだろう。それで『紅白』本番では1、2曲歌って終わり、となればSTARTO社のアーティストが『紅白』の出場に消極的になるのも、自然なことに思える。
「今回の“『紅白』出場ゼロ組”でも感じられますが、取引を再開したとはいえ、STARTO社とNHKの間に深いミゾがあるのは明らかですよね。
そして、昨年末のSnow Manのように、『紅白』よりもファンを楽しませることができる生配信イベントなど、今やSTARTO社のアーティストには多くの選択肢もある。もはや『紅白』は絶対的番組ではないんです。
発端となったのはジャニー氏の件ではありましたが、今後、NHKが時間をかけてSTARTO社サイドとじっくりと話し合いを行なわなければ、『紅白』にはもう2度とSTARTO社のグループは出演しないのでは、とも思えてきますよね……」(前同)
多くのSTARTO社グループファンからも“もう『紅白』には出なくていい”という声が殺到している。両者のミゾは想像以上に深そうだ……。