松下洸平(37)主演の連続ドラマ『放課後カルテ』(日本テレビ系/土曜午後10時)の第7話が、11月23日に放送される。16日放送の第6話は、6年2組の担任・篠谷(森川葵/29)の苦しみが描かれ、誠実な作りだと好評。配信サービス・TVerのお気に入り登録数も94.9万(20日午後3時現在)と好調だ。
同ドラマは、日生マユ氏の同名漫画が原作。口も態度も悪い小児科医・牧野峻(松下)が、その鋭い観察眼で児童の異変に気づき、未来へ向かう子どもたちの背中を押す保険室ヒューマンコメディ。ぶっきらぼうな役という松下の新境地が、視聴者から高い評価を受けているが、好調の理由はそれだけではない。
第6話は、保護者対応や行事の準備などで忙殺され、寝坊が目立つ篠谷に焦点が当てられた。先輩教師たちは、初めて6年担任を持った篠谷を心配し、牧野も保険医として気にかける。一方、篠谷のクラスでは、流行りの色付きリップの話をする三本れいか(畠中一花)らの女子グループに、佐々倉凛(中田煌理)がついていけず疎外感を覚えていた。
そんな中、篠谷がれいかの色付きリップを没収したことで、れいかの母親が学校に乗り込んでくる。次々と起きる問題に疲れ果てる篠谷に追い打ちをかけるように、「しのや先生としゃべった人、ムシしよーね」というメモが教室に落ちているのを見つけてしまう。ある日、近所のコンビニで凛の姿を見つけるが、メモのことが気になった篠谷は声をかけられず……という展開。
凛は万引きで補導され、ついに教室で倒れてしまった篠谷を、牧野は鉄欠乏性貧血だと診断した。X上では、《篠谷先生=おとなのエピソード回も入ってきたのよかったな〜。このドラマの、誰も置いてきぼりにしない感じ。こどももおとなも同じ一人の人間》など、児童のことを描いてきた流れから一転して、今度は教師側、さらに職員室の面々とのチームワークもしっかり描いた、見事な作りに称賛の声は多い。