神木隆之介(31)主演の日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系/午後9時)の第5話「一島一家」が、11月24日に放送される。17日放送の第4話「沈黙」は、主人公・鉄平(神木)の幼なじみ・百合子役の土屋太鳳(29)が圧倒的な演技を見せた。
同ドラマは、長崎県・端島(はしま)と現代の東京を舞台にした、70年にわたる愛と青春と友情、そして家族の壮大な物語。第2話が選挙特番で休止。第3話が日本シリーズで放送時間が繰り下げられるなど、放送内容以外のところでつまずいて数字が伸び悩んだが、視聴者の反響が大きかった第4話から視聴率、配信ともに遅れを取り戻しそうだ。
第4話は、1958年7月。朝子(杉咲花/27)の初恋の人が自分だと知って以来、鉄平は朝子のことが気になって浮き足立ってしまう。一方、百合子は映画館を辞め、労働組合の新聞編集者としての仕事に精を出していたが、長らく体調を崩していた母・寿美子(山本未來/49)の容態が悪化する。
そして鉄平は、1945年8月9日の出来事を思い出す。百合子は朝子にたびたび意地悪を言っていたが、それは子どもの頃の朝子の無邪気ないたずらと、長崎に落ちた原爆と関係があった。また、リナ(池田エライザ/28)の部屋を訪れた進平(斎藤工/43)は、そこで大金と拳銃を目にしてしまい……という展開。
視聴者のX上の反響は、《土屋太鳳すごい。もう百合子にしか見えない。完全にその人間の重さが乗っていて惹き込まれる。和尚や朝子との対話、ネックレスを胸に感情が決壊する姿まで、この第4話を完全に背負い切っていた》など、壮絶な百合子の過去を演じきった、土屋太鳳への称賛の声が相次いでいた。