11月24日、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手(36)が、自身のYouTubeチャンネルを更新。「楽天と来季の契約を結ばず、新たなチームを探すことに決めた」と明らかにし、電撃退団発表だと楽天ファンを中心に大きな話題となっている。
同日に楽天球団の石井一久SD(シニアディレクター)はオンライン会見を開き、「守秘義務があるので詳しく言えないが、減額制限を超える減俸を提示して選手の同意を得られない場合、球団は選手に対して保留権を放棄しないといけない。そういう流れで田中選手とは自由契約になった」と、経緯を説明している。
”マー君”の愛称で知られ、楽天イーグルスの顔として活躍してきた田中投手の電撃退団発表には、
《ニューヨークから戻って以来、総額20億以上の年俸に見合う仕事をしていない。(関連グッズの売上は除いて考える)》
《事実上戦力外という見方もできるだろうし形上とはいえ自由契約で公示したのは楽天の温情と見るべきなのか…》
《いくら功労者だからって、この成績でこの年俸はねぇこの金あればどんだけ補強出来たのよって話》
《田中の自由契約はなんだかな…球団が悪いとは思わない。こんな晩期を過ごしてほしくなかったよ》
といった憤る声がSNS、ネットに多く寄せられている。
「田中投手は、北海道の駒大苫小牧高校から2007年に楽天に入団してから、球界を代表するスター選手として大活躍。14年に米メジャーに挑戦し、20年までニューヨーク・ヤンキースで活躍していましたが、21年に楽天に復帰。2年契約で推定年俸は9億円プラス出来高払いで、日本人史上最高年俸だと注目を集めましたが、その後、成績は振るわず。それに伴って毎シーズン、大幅な減俸が話題となっていましたよね」(夕刊紙記者)
田中投手は、21年は4勝9敗、22年は9勝12敗。22年オフには、4億2500万円減の4億7500万円(推定、以下同)で契約を更改した。
続く23年は24試合に先発するも、7勝11敗防御率4.91というパッとしない結果に。11敗という数字はリーグワースト、防御率もプロ野球生活での自己ワーストであり、年俸も2億1500万円ダウンの2億6000万円プラス出来高払いとなっていた。
そして、復帰4年目となった今年2024年はコンディション不良で3月下旬に戦線を離脱。9月に1試合登板するのみに。0勝1敗、防御率7.20だった。