鈴鹿央士(24)と松本穂香(27)がダブル主演を務める月9ドラマ『嘘解きレトリック』(フジテレビ系/月曜夜9時~)の第8話が、11月25日に放送された。同話には地上波テレビから姿を消していた女優・唐田えりか(27)がサプライズ出演し、大きな話題となった。

 ドラマ『噓解きレトリック』は、都戸利津氏による累計発行部数100万部超えの同名コミック(全10巻、白泉社)が原作。鈴鹿演じる鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬と、松本演じる嘘を聞き分ける能力を持つ助手・浦部鹿乃子が難事件を解決していく、昭和初期が舞台のレトロ・ミステリー。

 唐田が演じたのは、駅で人探し中の鹿乃子に、危篤になった母親を見舞いに行くためにきっぷ代を貸してほしいと申し出る、眼鏡をかけた着物姿の女性(役名無し)。彼女は人の善意に付け込んで少額の金をだまし取る”寸借詐欺”をしようとしていたが、嘘を見抜ける鹿乃子には通用しなかった。

 しかし、女性の言葉から「危篤」は嘘だが「親孝行がしたい」という言葉に嘘はなかったことから、鹿乃子は思い止まるよう説得。鹿乃子が「人をだまして手に入れたお金で、親孝行するんですか?」と問いかけ、「正しいと思っていないなら、もう(詐欺は)辞めてください」と頭を下げて懇願する鹿乃子の姿に胸を打たれ、思わず涙をこぼす――という、時間にして3分弱のシーンに唐田は出演していた。

「唐田さんの地上波ドラマの出演は、東出昌大(36)との不倫報道直前の『病室で念仏を唱えないでください』(TBS系/20年1月期)が最後でした。そして、『嘘解きレトリック』主演の松本さんとは同じ芸能プロダクションに所属している。そのため、地上波ドラマ“復帰作”が同作になったことに“バーター出演”だと言う声もありますね。バーターとは、プロダクションサイドが主演クラスの俳優と抱き合わせで、所属タレントを出演させることを指す業界用語ですよね」(女性誌編集者)

《何かコネでもあるの?》
《主演の松本穂香の事務所バーター》

 という声がSNSには寄せられているのだが、

「ネガティブな意見が出るのは仕方のないことでしょう。ただそうした意見以上に、唐田さんの演技に称賛の声が寄せられているんです」(前同)

『嘘解きレトリック』での、見た目も昭和の女性に見事になりきったうえで、詐欺を見抜かれ動揺するしぐさ、確信を突かれて心が揺れ動く様子を表現した唐田には、

《スゲー昭和の格好似合うし、鹿乃子に嘘は辞めるよう諭され涙する演技とか素晴らしかった》
《一瞬だったけどやっぱいい演技するな〜》
《スゲー昭和の格好似合うし、鹿乃子に嘘は辞めるよう諭され涙する演技とか素晴らしかった》
《あのご婦人、唐田えりかだったのか! 気づかなかったわ》

 といった、評価する声がSNSに多く寄せられているのだ。