■『極悪女王』で見せた女優魂

 芸能プロ関係者は言う。

「東出さんとの不倫騒動は痛恨でした。そのことで多くの時間を失ってしまいましたが、唐田さんの演技力は以前から評価されていた。そして復帰後、素晴らしかったのが9月19日配信のゆりやんレトリィバァさん(34)の主演作『極悪女王』ですよね。

 唐田さんは実在する女子プロレスラー・長与千種さん(59)を演じましたが、ゆりやんさんと実質、ダブル主演と言っても差し支えない存在感、体当たりの演技が大注目を集めましたよね」

『極悪女王』は、ゆりやん演じる伝説のヒールレスラー・ダンプ松本(64)の半生をベースに、1980年代の女子プロレス界を描くドラマ。唐田は当時の長与を再現するにあたり10キロ増量し、髪切りデスマッチでは本当に丸坊主姿になるなど、強い女優魂を感じさせる熱演をした。

「唐田さんは、当時の長与選手が放っていたアイドル的なスター性も再現していましたよね。『極悪女王』で完全復帰を果たしたとも言われた唐田さんですが、今回『嘘解きレトリック』に出演したことで地上波ドラマ復帰も叶えた。

 騒動前は“ポスト有村架純”と評されていたビジュアルの素晴らしさ、そして苦難の日々、キャリアを経て培われた演技力もある。今後、地上波ドラマでも姿を見せる機会が増えるのではないでしょうか」(前同)

 唐田は『噓解きレトリック』の主演・松本と仲が良く、一緒にお茶に行くことも多いと過去に明かしている。

《初めて会った時から意気投合して、根本の部分が似てるよねって。仕事の話もしますけど、けっこうどうでもいいことをひたすらしゃべってます。何話したか覚えてないくらい(笑)》(18年5月11日配信『文春オンライン』)

 唐田の復活を、松本も喜んでいることだろう――。