藤原竜也(42)主演の連続ドラマ『全領域異常解決室』(フジテレビ系/水曜午後10時) の第9話が、12月11日に放送される。11月27日放送の第8話は、「八百万の神VS謎の神・ヒルコ」の戦争が本格化し、物語の終盤にきて異例の盛り上がりを見せている。
同ドラマは当初、不可解な異常事件を「全領域異常解決室(通称:全決)」という捜査機関が解決していく本格ミステリーだった。しかし、脚本・黒岩勉氏の“この物語は7話から始まります”という言葉通り、後半は前半と180度変わる形で描かれており、見逃しサービス・TVerのお気に入り登録数が一気に上昇している。
第8話は、ヒルコによる神隠し事件が解決しないまま、今度は東京で4件の連続餓死殺人事件が起こる。興玉雅(藤原)、雨野小夢(広瀬アリス/29)、荒波健吾(ユースケ・サンタマリア/5)らが状況を確認すると、餓死した4人に接点はなかったが、全員の腕時計の時間がなぜか狂っていた。
興玉と宇喜之民生(小日向文世/70)は、防犯カメラに映っていた女性は月読命(つくよみのみこと)こと、佃未世(石田ひかり/52)かもしれないと話す。彼女は月の光の下で時間を操ることができ、人間を餓死させることもできるという。犯行が行われたのは、すべて月が出ている夜だった……という展開。
視聴者のX上の反応は《8話も超展開すぎて息をつく暇すらなかった。警察側の暴走、天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)の正体が藤原竜也、月読命の退場、小日向さんの裏切り、さらにそこにSNS社会に警鐘を鳴らすメッセージ性まで込められてて、黒岩脚本すごすぎる》など、一気に加速する内容に多くの称賛の声が。
“不可解な異常事件”に挑む本格ミステリードラマが、神と神、さらには人間も巻き込んだ戦いに。かなりの急展開だが視聴者側には戸惑いはなく、6話までに散りばめられたピースがつながり、新たな物語が生まれる興奮に酔いしれているようだ。