コロナ明け後の昨年あたりから、外国人の日本への渡航制限が緩和され、インバウンド(訪日外国人旅行)が急増している。一方で、2024年は海外からの観光客の“マナー違反”が問題になった。10月下旬には、旅行中とみられる外国人らが電車内でダンスをする動画や、深夜の渋谷や新宿の路上で飲酒したうえ暴れる動画などがSNSで話題になって、物議を醸すなど、公共の場での迷惑行為が問題になっている。そこで今回は40~50代の男女100人に「インバウンド観光客に“やめてほしい”と思ったこと」をリサーチ。さらに「それを改善するために何ができると思うか」についても聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
第3位(17.0%)は、ゴミの放置・ポイ捨て。
日本では、場所によってはゴミ箱があるところもあるが、テロや犯罪に対する対策でゴミ箱が設置されていないことも多い。海外ではゴミを持ち帰るという習慣がないところも多く、訪日観光客が増えた結果、ゴミのポイ捨ても増加している。観光名所周辺にゴミが散乱すると、観光地全体の美観も損なわれ、他の観光客だけでなく地域住民にとっても深刻な問題だ。
「ゴミの持ち帰りを促すとともに、売ったお店がゴミを回収するようになればいいと思う」(49歳/女性/主婦)
「ゴミ箱を設置して、ゴミを入れるとポイントが貯まるような仕組みを作る」(48歳/男性/コンピュータ関連技術職)
「飲み物の容器など、観光客から出そうなゴミを捨てられる場所を増やすといい」(52歳/男性)
「ゴミ箱を設置し、収集をこまめにやる」(40歳/女性)
「タバコのポイ捨ては、禁煙エリアを増やして厳しく取り締まる」(51歳/男性/コンピュータ関連技術職)
「旅行会社やその国などが、ネット上に日本でのマナーを掲載する」(51歳/男性)
「ゴミのポイ捨てについては、捨てられないような注意書きをする」(45歳/男性)