■田村真子アナが本当にやりたいのは報道・情報番組

 入社1年目の18年11月にスポーツ紙のインタビューを受けた田村アナは「大学で新聞学科にいたので、記者の仕事に興味を持っていました」と話したほか、志望するのは報道・情報系の番組だとし、「堂々と座ってニュースを伝えられるようになりたい」と意気込みを露わにしていた。

「上智大学文学部新聞学科卒業で、父親は自民党所属の田村憲久衆院議員(59)。少し前まで厚生労働大臣を務めていた力のある政治家ですからね。田村アナもお父さん譲りなのか非常に真面目な人で、TBS上層部もいずれは彼女が志望する報道や情報番組を担当してもらいたいと考えているといいます。

 その番組というのは、“報道のTBS”の顔とも言える歴史と伝統ある『news23』で、いずれ田村アナがキャスターに就任するのではないかとも言われています。ただ、彼女が同番組のキャスターになるには2つの問題があるんです。1つは、現在担当している『ラヴィット!』が絶好調で視聴者からも好評だということですよね」(前出の制作会社関係者)

 21年3月のスタートからしばらくは視聴率が深刻低迷し、話題性も乏しかった『ラヴィット!』だが、今や“TBSの朝の顔”とも言える人気番組へと成長を遂げた。

「“天才MC”とも言われる川島さんの番組回しは抜群。レギュラーのSnow Man佐久間大介さん(32)と宮舘涼太さん(31)なども活躍していますし、“ビリビリイス”をはじめとする罰ゲーム企画も大人気。さらには“まさかあの人が、あのバンドが!?”という驚きのゲストが出てくることもあり、番組関連のワードは毎朝のようにXのトレンド上位に入ります。

 視聴率だけ見るとあまりパッとはしないのですが、話題性は抜群。番宣効果も高いので、TBSの新ドラマの豪華な俳優陣も出てくれる。そんな番組に田村アナはスタート時から出演し、支えてきたわけです。だからこそ『好きな女性アナウンサーランキング』の1位になることもできたんでしょう」(前同)

 23年に引き続き、24年も12月27日にラヴィット!ファミリーが集結する『ゴールデンラヴィット!』が3時間にわたって放送されることからも、番組の高い人気がうかがえる。

「あまりにも『ラヴィット!』が好調で、そこで見事な活躍をしていて大人気の田村アナだけ卒業するというのは現状は考えられないでしょう。それぐらい番組にも川島さんにもハマッていますよね。

 ただ、TBS上層部としては、いずれは田村アナに『news23』のキャスターを任せたいという思いがあると。ですが……『ラヴィット!』の好調以外にもう1つ問題があるんです。それが父で政治家の憲久氏の存在だといいます」(同)