柳楽優弥(34)主演の連続ドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系/金曜午後10時)の第10話が、12月13日に放送される。6日放送の第9話の平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)が6.0%、配信サービス・TVerのお気に入り登録数が110.5万(10日午後1時現在)と終盤にきても好調で、視聴者から感動の声が相次いでいる。

 同ドラマは、主人公・小森洸人(ひろと、柳楽)と自閉スペクトラム症の美路人(みちと、坂東龍汰/27)の兄弟が、「ライオン」と名乗る謎の男の子、愁人(佐藤大空/5)と出会い、“ある事件”に巻き込まれていく完全オリジナルストーリー。ヒューマンドラマとサスペンス展開が絡み合う物語なのだが、終盤に入りヒューマン要素が強くなってきている。

 第9話は、愛生(尾野真千子/42)とライオンが連れ去られたと、洸人から連絡を受けた柚留木(岡山天音/30)は、フェリー乗り場で待ち構えるが、そこに現れたのは祥吾(向井理/42)の息がかった樺島(後藤剛範/41)。一方、洸人は、ライオンが忘れていったぬいぐるみを手に「これを一緒に届けに行こう」と美路人に提案する。

 そのころ、愛生が離婚届を差し出すと、祥吾は最後に家族で過ごしたいと言い、愛生はそれを受け入れる。家族3人で遊び、これで離婚できると愛生は安堵するが、祥吾は「愁人は僕が育てる」と言い、親権を譲れないなら離婚はできないと土下座。後日、柚留木のもとに愛生から電話がかかるもすぐに切れてしまい……という展開。

 X上では《何かの間違いでこうなっただけで、人間的にはまだ救いがあるのでは…と思わせておいてからの冷え切った目。ヤバい人格を感じさせる向井理の演技にゾクりとした》など、これまでの柳楽や坂東に加え、向井の闇の深い演技にも称賛の声が。TVerの再生回数でも『わたしの宝物』(フジテレビ系)を上回る好調ぶりだ。