《欲しいものが買えないギリギリの生活だから恥ずかしいとも言ってられない》
《心お優しいお方がいらっしゃいましたらよろしくお願い致します》
自身のインスタグラムのフォロワーに対し、ストーリー上でこのように呼びかけ、Amazonの“欲しいものリスト”のリンクを公開しているのは、つんく♂プロデュースで華々しくデビューしたアイドルグループ・メロン記念日(1999年~2010年)の元メンバー・大谷雅恵(42)だ。
当時のハロプロには珍しいショートカットのボーイッシュな美少女で、MVの衣装は彼女1人がパンツスタイルを貫き、人気を博した。
そんな大谷のインスタのプロフィールに固定されたリンクに飛ぶと、《お気持ちありがとうございます》という文言とともに、レギンスやブーツといった防寒用衣類や靴、パジャマやミネラルウォーターなどの生活用品がずらりと並んでいるのだ。
「大谷さんはアイドルを卒業後、ファンに向けて自作したアパレル用品を販売するなどし、生計を立てていたことを2022年9月に投稿されたYouTube『家田荘子ちゃんねる』の動画の中で明かしていました。さらには、ネイルサロンのオープンを試みるも失敗し、500万円もの借金を背負い、20年頃には一時的に生活保護を受け、そして21年には自己破産したことも自身のインスタグラム上で赤裸々に告白しています。
その後の昨年5月には、一念発起し、ネイリストとして正社員雇用されたことを報告していました。しかし、その当時も生活に困っていたのか、入浴剤や化粧品などの日用品をAmazonの欲しいものリストでファンに“おねだり”していたんです。これに対して、SNS、ネット上では、《あの全盛期のハロプロアイドルが、落ちるとこまで落ちたね》などと、批判が殺到していました」(女性誌ライター)
そんな大谷がこの12月、再び欲しいものリスト公開したことが話題となり、世間からは厳しい目が向けられているのだ。
ファンへの“おねだり”について、現役の地下アイドルで自身も欲しいものリストを公開しているというAさん(31)が、本サイトの取材にこう答える。
「確かに、欲しいものリストを公開して生活用品をもらっている行為は、厳しく言われても仕方がないかもしれません。なかには、“そのくらい自分で買え!”とか、“そんなに生活が苦しいならアイドル辞めたら?”と、批判的な声もありますね……」
しかし、一部のアイドルにとっては欲しいものリストを公開しなければいけない“事情”もある、とAさんは語る。
「ファンの方から、“何が欲しい? プレゼントしたい”と言われることがあるのですが、アイドルは華奢な子が多いので、食料品などの重たいものをイベントで渡されても、持ち帰るのがとても大変なんですよね。
私も以前、DVD発売に向けてダイエットをしていることをSNSでつぶやいたら、玄米を10キロ持ってきてくださったファンの方もいて……。こんな時、欲しいものリストに入れておけば自宅まで配送していただけるので、楽ちんなんです。
芸能事務所に所属せず、フリーで活動している子は、プレゼントの宛先を自宅にしていることもありますが、欲しいものリストなら住所がバレる心配もないので安心ですしね」