12月15日にはムロツヨシ(48)に代わる新MCが発表される、中居正広(52)がMCのトークバラエティ番組『だれかtoなかい』(日曜夜9時~)。そして、毎週日曜日の朝10時に放送されている、東野幸治(57)がMCの情報番組『ワイドナショー』。

 かつてダウンタウン松本人志(61)が出演していたフジテレビの2つの番組に、暗雲が垂れ込めている。「両番組とも終了すると聞いています」(民放キー局関係者)というのだ――。

『だれかtoなかい』は当初、松本と中居がMCのトークバラエティ番組『まつもtoなかい』として2023年4月にスタートした番組。同番組は20年11月、22年2月の特番を経てレギュラー化されたが、今年1月に松本が『週刊文春』(文藝春秋)との裁判に専念するために芸能活動休止を発表したことで、2月から『だれかtoなかい』へとリニューアル。松本に代わり、3月末までは二宮和也(41)、12月1日放送回まではムロがMCを務めていた。

 前述のようにムロの後任MCは15日放送回で発表されるが、1日放送回で登場したシルエットの髪型や耳の感じから、SNSでは“俳優の杉野遥亮(29)が有力”となっている。

 杉野は、草なぎ剛(50)主演の『罠の戦争』(カンテレ制作/23年1月期)、『ばらかもん』(23年7月期)、『マウンテンドクター』(カンテレ制作/24年7月期)、反町隆史(50)とダブル主演の『オクラ~迷宮入り事件捜査~』(12月17日最終回)とフジテレビ系のドラマへの出演が続いている。深い関係性が感じられ、それを考えるとMC就任はあるかもしれない。

 そんな、新MCを迎えるタイミングの『だれかtoなかい』なのだが――前出の民放キー局関係者がこう話す。

「『だれかtoなかい』、そして『ワイドナショー』が来年3月までに終了となるといいます。

『だれかtoなかい』に関しては今夏頃から終了説が浮上していましたが、そもそも松本さんが降板した時点で、“番組のコンセプトが崩壊した”という声も多かったんですよね……」

『まつもtoなかい』は、芸能界きっての盟友である松本と中居が「会わせたい」と思う著名人2名同士をマッチングさせ、対面トークやパフォーマンスを行なう番組としてスタートした。松本はお笑い界、中居はアイドル・司会として芸能界でもトップクラスの存在であり、そんな2人がゲストからトークを引き出す、特別なトーク番組としてスタートした。

「それが、松本さんの離脱によってコンセプトが崩壊してしまったと。ただ、2代目MCに二宮さんが就任したことで“SMAPの中居と嵐の二宮”という国民的アイドル同士のMCが実現し、それが非常に好評だった。特別感のある組み合わせに視聴率が上昇したこともあり、番組が終わることもありませんでした」(前同)

 現在、テレビ各局は13~49歳のコア視聴率を重視しているが、二宮の初MC回となった2月4日の『だれかtoなかい』のコア視聴率6.5%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)という超高視聴率を記録。二宮の最後の出演となった3月31日もコア4.3%と非常に高かった。

「しかし、二宮さんは多忙で、裏番組である日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系/7月期)の撮影も控えていたことから短期間でMCを卒業しましたよね。

 後任となったムロさんの穏やかで優しいMCぶりは番組ファンからは評判は良かったのですが、やはり“中居×二宮”に比べると特別感が薄れて視聴者も離れてしまったのか、数字が下降。関係者の間では“二宮さんMC時代はバブルだった”とも話されていました」(同)