情報バラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)が2025年3月をもって終了すると12月12日夕方、複数のメディアが報じた。
同番組は「普段スクープされる側の芸能人が、個人の見解を話しに集まるワイドショー番組」というコンセプトで13年10月にスタート。当初は火曜午前0時35分スタートの深夜番組だったが、14年4月からは日曜午前10時からの放送となった。
東野幸治(57)がMC、ダウンタウン・松本人志(61)がコメンテーター、アシスタントを三田友梨佳元アナウンサー(37)、山崎夕貴アナ(37)、渡邊渚元アナ(27)らが務めた。
「松本さんの出演が22年4月から隔週となり、23年3月には番組から卒業してしまいましたからね。フジ局内には、松本さんが卒業した時点で“終わらせるべき”という声があったんです。視聴者の多くは“お笑い界のカリスマの松本人志が時事問題や芸能ニュースに何を思うのか、何を言うのか”に興味があったわけですからね」(制作会社関係者)
最後の出演となった23年3月の放送で松本は、卒業する理由について自身の発言が切り取られてネットニュースで拡散されることを挙げ、「(真意が伝わらず)ストレスをためる番組になった」と明かしていた。
「松本さんは、番組での発言の“切り取り”報道を本当に嫌がっていましたよね。
卒業後は今田耕司さん(58)、ヒロミさん(59)、ロンドンブーツ1号2号・田村淳さん(51)がコメンテーターとして出演していますが……これでは普通のワイドショーですからね。視聴者はやはり芸能人が何を言うかではなく、松本さんが何を言うかを見たかったわけですから、当然のように視聴率も取れない。
また、“生放送ではない”というのも番組の弱点ですよね。ニュースを切る番組で収録、しかも放送の2日前などに収録しているわけですからね……。松本さんが出ているならそれでも戦えたでしょうが、その松本さんは卒業してしまった。
裏には爆笑問題がMCを務め、生放送のワイドショー番組『サンデージャポン』(TBS系)があり、同番組のほうが圧倒的に数字が良いんですよね」(前同)