「ご心配をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした……」

 視聴者に向けて深々と頭を下げて謝罪したのは、総チャンネル登録者数223万人を誇る都市伝説系YouTuber・コヤッキーだ。

YouTuberコヤッキーととーや ※提供画像

 12月6日、コヤッキーは自身のYouTubeチャンネル「秘密結社コヤミナティ」に投稿した動画の中で、11月末から活動を休止していた理由についてあらためて説明した。

 11月27日に投稿された動画の中でコヤッキーの相方・とーやは、コヤッキーがトラブルに巻き込まれていることを報告。さらにこの件に関しては弁護士も入っていると明かしていたが、コヤッキー自身は動画に出演していなかった。また、以前からコヤッキーは体調不良をX上で訴えていたため、視聴者からは彼の体調を心配する声が上がっていた。

 本サイト記者はそんなコヤッキーに直撃し、多くのファンを抱える人気YouTuberとしての苦悩や、動画では話せなかった裏事情を聞いた――。

■過去にはスタッフがバールで襲われる被害

「10月に2000人以上のキャパの会場で都市伝説ライブをやったんですが、その疲れが一気に出たのか、咳がひどくなってしまったんです。それもあり、11月に入ったら少し動画の投稿頻度も下げて休みをとろうと考えていたところでした。

 そんな中、XのDMをチェックしていたら、いつもとは毛色の違うとんでもない内容のものを見つけたんです。それが今回、長期の休止の理由になったものです」(コヤッキー、以下同)

 そのDMには、《お前自分の立場分かってんの? 政府の手先みたいなことYouTubeでペラペラ喋りやがって》《次お前が調子乗った発言したら実家どうなるか知らんからな》という脅迫めいた言葉とともに、彼の実家の住所まで書かれていたという。

「ちょうどそのDMが来る前日に、レプリコンワクチンを接種予定だった元芸人さんをゲストにお招きし、いろいろお話を聞くインタビュー的な動画を上げたのですが、それに対して攻撃するような内容でした。これを受け、その動画は現在非公開にさせていただきました。

 いわゆる反ワクチン派の方から、これまでも同じようなコメントはいただいていたんですが……。咳も相変わらずひどく熱も出たりしていたことと、このDMを見て周りに被害が及ぶ可能性を考え、活動休止を決めました」

 都市伝説に加え、人気漫画『ONE PIECE』の考察など、複数のYouTubeチャンネルを運営。さらに、多くのスタッフを抱える会社経営者でもある彼は、日々目まぐるしく動いていた。活動休止中は何をしていたのだろうか。

「今回に関しては、家族までも巻き込もうとしている内容だったので、見て見ぬふりはできない、対処をしなければいけないというのが最初に感じた思いでした。

 また、過去には実際にスタッフがバールで襲われるなどの被害が出たこともあり、まずは家族・スタッフの安全確保のためにどうする必要があるのか、ということを顧問弁護士に相談させていただいていました。個人で解決できる範囲を超えていると思ったので、弊社の顧問弁護士であったり、関係各所に相談したうえで、活動を再開しても問題ないと判断できる状態になるまで、調整を行なっていました」