■「楽しく動画作りができなくなってしまいました」

 過去にもスタッフに被害が出ていたこともあり、今回の脅迫めいたDMを見た時、どのような思いだったのか。

 この質問の後、彼は少し考えてからこう答えた。

「今回のDMに限らず、YouTubeのコメント欄に誹謗中傷が届くのはよくあることなので、良い意味では影響力を持った証拠だなというふうに思ってはいます。

 しかし、やはり一個人の意見や主張に対して、脅迫ともとれるような言い回しでこられると、さすがに良い気はしませんし、楽しく動画作りができなくなってしまいました。そのうえで、今回のDMの送り主の神経を逆なでしないためにも、活動を控えていたという経緯です。

 今回のことを踏まえ、今後は社内でも誹謗中傷や脅迫のようなコメント・DMに対してより迅速に対応できるように連絡系統を見直し、毅然とした対応をしていくように改善しました」

 SNSでの誹謗中傷は後をたたないが、多くの登録者数を持つ人気YouTuberであるコヤッキーが声を上げたことで、このような事件が減ることを願うばかりだ。

YouTuber・コヤッキー ※提供画像

取材・文/白川ちひろ
キャバ嬢時代に書いていたブログがランキング上位となり、某出版社からのスカウトでライターデビュー。これまで多数のタレントのインタビュー記事を手がけ、そのほとんどがYahooトップ・ランキング入りを果たす。グラビアアイドル好きを自称し、推しのチェキ会やイベントには必ず参戦する。イチオシのグラドルは橋本梨菜、青山ひかる、奥村梨穂、豊田えま。