柳楽優弥(34)主演の連続ドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系/金曜午後10時)の最終回(第11話)が、12月20日に放送される。13日放送の第10話は、最終回を思わせる展開のその先が描かれて話題となった。

 同ドラマは、主人公・小森洸人(ひろと、柳楽)と自閉スペクトラム症の美路人(みちと、坂東龍汰/27)の兄弟が、「ライオン」と名乗る謎の男の子、愁人(佐藤大空/5)と出会い、“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。物語は最終局面を迎えたが、誠実さを感じさせる終わり方になりそうだ。

 第10話は、会社の社長で義兄の春一(黒田大輔/47)から見切りをつけられ、祥吾(向井理/42)はライオンを連れて行方不明に。洸人は祥吾からライオンを取り戻すべく、ライオンのぬいぐるみに仕込んだGPSを頼りに2人を追いかける。そこには、無理矢理にライオンの手を引く祥吾の姿が。

 洸人がライオンと祥吾を引き離すと、祥吾は「家族のためだけに生きてきた」と訴える。洸人は、自分にも身に覚えがあると応じ、“相手のため”という思いが掛け違っていると指摘。そんな洸人の言葉に、祥吾の目には涙が。一方、監禁されていた愛生(尾野真千子/42)は柚留木(岡山天音/30)に助け出され……という展開。

 X上では、《めでたしめでたしで終わらないの凄いなぁ…みんなが成長して、助け合って、そして生きていけるようになったからこそ、これまでの生活から離れたものになっていくのね…良くも悲しくもね》《綺麗事だけでは終わらない世の中をちゃんと描いてて真摯なドラマよね》など、普通に終わらないことへの評価の声が。