■菜々緒は美人すぎるのがネック?

 さらに、赤巻議員の運転手が鼻歌で、レミオロメンの『粉雪』を歌っていたのだが、この役を演じていたのが宮下雄也(37)で、放送中の大人気ドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)でも、『粉雪』を歌う加藤という役を演じていた。加藤はHuluの『ブラッシュアップライフ』のスピンオフでもメインになるなどインパクトのある役だったため、『忍者~』でも大いに話題になっていた。

 局の垣根を超えたこれらの2つのコラボネタは好評だが、主人公には問題があるようだ。

「菜々緒はアクションシーンでがんばっていますが、手足が長すぎて動きが緩慢に見えてしまうのが残念です。同じ作家が原作の『ルパンの娘』の深田恭子も動きがゆるかったんですが、逆にかわいいと好評だったので、菜々緒の圧倒的な美貌とスタイルが、足かせになってしまったのかもしれません」(ドラマライター/ヤマカワ)

 菜々緒は19年放送のドラマ『4分間のマリーゴールド』(TBS系)で、主人公の義姉で画家というヒロインで、それまでの強めなイメージから一転、前髪を作り、薄メイク姿という、ナチュラル系の役に挑んだが、視聴率的には成功とは言えない結果に。キャラが強すぎるため、演じられる役の幅が限られてしまっているようだ。

 これまで、広瀬アリス(28)や遠藤憲一(61)、斉藤由貴(56)など、山田役の意外なキャストは話題になってきた。さらに今回は『ブラッシュアップライフ』とのコラボなど、細部にはやたらと凝っている本作。次回の予告動画から、次の山田役は松下洸平(36)だと推測する声もあるが、視聴率上昇の起爆剤になるだろうか。