橋本環奈(25)主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』が、またしても窮地を迎えているようだ――。
朝ドラ『おむすび』は、平成元年生まれのヒロイン・米田結(橋本)が、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、栄養士として人の心と未来を結んでいく平成青春グラフィティ。結は専門学校を経て佐野勇斗(26)演じる、結の恋人で大リーガー志望の社会人野球選手・四ツ木翔也が所属する会社「星河電器」に就職。第12週(12月16日~)からは社員食堂の栄養士として、社会人の第一歩を踏み出している。
【以下、『おむすび』12月18日放送回までのネタバレを含みます】
結が社会人として頑張っている一方、麻生久美子(46)演じる結の母・愛子が夫婦喧嘩のあげく家出したり、翔也(佐野)が肩を壊して2度と野球ができなくなる可能性が示唆されるなど、多方面で物語は進行中。
Xでは現状について、
《結の造形、改めて面白いな~高校時代からずっと、真面目で繊細である事と幼さは両立するのだと描いてあるすごく現代人》
《朝ドラ「おむすび」。就職一週目。専門学校編に引き続き面白い》
など好意的な声もあるが、テレビ誌編集者は言う。
「ここにきてまたしても、視聴率が取れない状況になってきているんです。
『おむすび』はメインテーマとして扱われている“ギャル文化”が、朝ドラ視聴者層の世代と合っていないと指摘されるなど、特に序盤は視聴率が苦戦。10月24日放送回では、視聴率12.4%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)と、朝ドラとしては考えられない低い数字を出していました。『おむすび』のひとつ前、伊藤沙莉さん(30)主演の『虎に翼』は全話平均が16.8%でしたからね」
『おむすび』の視聴率は、阪神淡路大震災を描く過去編の時期には回復の兆しもあったが、結が栄養士を志し、専門学校に通い始めた第9週(11月25日)頃から、またも失速。最近も12月10日放送回が世帯12.8%、17日放送回が12.4%と、12%台の回が増えてきている。
「朝ドラの平均視聴率ワースト記録は、1位が倉科カナさん(36)主演の『ウェルかめ』(09年度後期)の13.5%です。『おむすび』はすでに12%台の回が多いことから、最低記録を更新してしまうのでは……という懸念が言われていますね。
現在放送中の社会人編に関しては、主人公の恋人・翔也の野球関係の描写が雑という指摘が多いですね。“野球の強豪高校で1年生からエース投手を務め、大リーグを志すほどのピッチャーが、社会人になってから初めて本格的な変化球を習得する”という展開は、確かに不自然ではありますよね……」(前同)
翔也以外でツッコまれているところでは、菅生新樹(25)演じる結の幼馴染・陽太の髪の“異変”が指摘されている。陽太は坊主頭なのだが、17日、18日放送回での“昼間の中華料理屋”、“その夜の米田家での飲み会”、“翌朝にソファで爆睡”の3シーンで、髪の長さが明らかに異なっていた。夜の飲み会が特に長く、その日の昼の中華料理屋が最も短かくなっていた。