■「今こうして生きているので全然OKです」
そんな多忙な生活を送るなか、突然の体調不良、そして緊急手術となってしまった。
当時、彼女の身にどのようなことが起こっていたのだろうか。
「日本からサンフランシスコに行く機内の中で、ウイルス感染を引き起こしました。いろいろな憶測が飛び交っていますが、複数の病院さんが関わっている問題でもあるのと、自分自身ももう前に進みたい気持ちも大きいので、私の口から病気についてこれ以上詳しいことはあまり言わないようにしようと思っているんです」
しかし、海外での緊急対応は大変なことが多かったようだが……。
「入院してからは約1か月寝たきりになってしまったので、本当に生きてるだけで良かったと思う反面、考える力や体力がなくなってしまって……。
物理的に筋力がなくなってしまったので、復活するのにすごく時間がかかりました。海外の病院は入院費だけでも一泊50万円から200万円かかるところもあったり、手術代は数千万かかるかもしれないと現地の方に言われたので、もし今後、海外に行くことがあれば事前に保険に入っておこうと学びました。
後遺症は特にありませんが、手術のときに筋肉も一部摘出してしまっているので、筋トレをしても片方だけ筋肉がつきづらいということはあります。だけど、今こうして生きているので全然OKです」
退院、復帰後は、すでに仕事にも前向きな様子のくりえみ。今後の展開を聞いた。
「今は、物理的に手術の傷跡などが大きく残ってしまっているので、そこの治療をしていきつつ、仕事面ではグローバルな視野を持って会社を大きくしていきたいので、これを機に海外で英語の勉強をしたいですね。
テックの本場で学びたいという気持ちもあるので、サンフランシスコのシリコンバレーにまた行きたいです。もちろん芸能の仕事も続けていくつもりですし、引退するつもりはまったくないのですが、今はとにかく自分の会社の価値を上げられるために動いていくことが最優先かなと思っています」
取材・文/白川ちひろ
キャバ嬢時代に書いていたブログがランキング上位となり、某出版社からのスカウトでライターデビュー。これまで多数のタレントのインタビュー記事を手がけ、そのほとんどがYahooトップ・ランキング入りを果たす。グラビアアイドル好きを自称し、推しのチェキ会やイベントには必ず参戦する。イチオシのグラドルは橋本梨菜、青山ひかる、奥村梨穂、豊田えま。