2024年は、値上げの一年となった。原材料や物流費、人件費の上昇が物価高騰の主な理由で、さらに民間調査会社の帝国データバンクによると2025年も値上げが続き、1~4月に値上げされる飲食料品が3933品目にのぼるという。物価高による家計の圧迫はまだまだ収まりそうにない。そこで今回は30~40代の男女100人に「値上がりにショックを受けたもの」についてリサーチ。その値上がりで「生活にどんな影響があったか」についても聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
第3位(10.0%)は、卵。
卵は2023年に飼料の値上がりや鳥インフルエンザの影響などで高騰。2024年に入り価格は比較的安定したが、9月頃から再び上昇した。9月25日に「JA全農たまご」が鶏卵の卸売価格(東京地区、Mサイズ基準値)が1キロ260円になったと発表、7月より約3割上昇した。これは夏の猛暑の影響で産卵数が減ったことが主な理由といわれている。
「今まで気軽に卵かけごはんやインスタントラーメンに入れていたが、買う量が減ったので気軽に食べられなくなった」(48歳/男性)
「卵料理を控えた」(46歳/男性)
「以前は欠かさず買っていたが、卵を買わなくなった」(48歳/男性)
「高いので卵を使わなくなり、朝食のおかずの準備が面倒になった」(39歳/女性)
「ちょっとした贅沢ができなくなった」(49歳/女性/主婦)