■ジャニー氏加害問題“スルー”で「キャスター失格」評価も

『news zero』を巡っては、2024年3月28日をもって有働由美子(55)が卒業し、4月1日からは藤井貴彦(53)が新MCに就任。有働が卒業して以降は視聴率が伸び悩んでいるという指摘もあった。

 視聴率不振を受けてだろう、番組は新体制からわずか半年後の10月に大幅リニューアルを敢行。けやき坂46及び欅坂46元メンバーでタレント・俳優の長濱ねる(26)、俳優・デザイナー・アーティストの篠原ともえ(45)、スポーツクライマーで東京五輪にも出場した野口啓代氏(35)が出演するようになった。

 さらに9月30日からは日本テレビの滝菜月アナウンサー(31)が月・火曜、並木雲楓アナ(23)が水・木曜のフィールドキャスターとして加入した。

「有働さんが抜け、日テレ内には“キラキラ感”を失ったという指摘の声もあり、女性出演者を充実させたと言われています。ただ、これまで櫻井さんが出演する月曜だけは数字が突出していた。約1年前の23年11月27日月曜はコア視聴率は4.1%でしたから、この1年で1ポイント以上も数字を落としていることになる。

 ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題が大きく報じられた際、櫻井さんが何もコメントしなかったことも彼の求心力の低下の原因だともっぱらです」(前出の制作会社関係者)

 23年5月14日の夜に当時のジャニーズ事務所社長だった藤島ジュリー景子氏(58)が動画と文書でイギリス公共放送・BBCの報道を受けての見解を発表。翌15日の『news zero』でも同問題を取り上げたが、この話題に入るタイミングで櫻井は画面から姿を消し、有働だけで進行することとなった。

 これを受け、

《こういう時にコメントしないんじゃ櫻井くん出てる意味ないじゃん。直接的なことは流石に厳しいかもしれないけど なにか言っておかないと 有働さんのコメントも体裁繕ってるだけと思われても仕方ないかな?と思う》
《ジャニーズの問題、櫻井さん話せないならキャスター降りるべき。他のキャスターやってるジャニーズも同様。その程度の覚悟ならキャスターになるな》

 と櫻井には厳しい声が寄せられてしまった。

「あの一件で“キャスター失格”という厳しい意見も言われたし、評価を下げたのは間違いないでしょう。“キャスター櫻井”のブランド力も低下してしまったと言えるのでしょうね。それに嵐の活動再開もないだけに、やはり注目度は以前ほど高くはありません。ここ最近、嵐関連で話題になったは沖縄・宮古島で撮られた腕にタトゥーを入れた大野智さん(44)の近影ぐらいですしね。

 日テレサイドとしても“永久に櫻井さんでいく”とは考えていないはずです。近い将来のことを見据えると、人気があってキャスターができる人を模索していくという動きも出てくるでしょうから、阿部さんはその候補の1人としては相応しい人材と言えそうですね」(前同)

 18年にわたって『news zero』のキャスターを務める櫻井だが、そのポジションが永遠に安泰ということはなさそうだ。