2024年もそろそろ終わり。大ヒットしたドラマの一方で、低視聴率で撃沈したドラマも少なくなかった。そんな中で、残念な事情から苦戦したドラマを振り返ってみよう。

 春ドラマの『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)は、SixTONES森本慎太郎(27)のGP帯ドラマ単独初主演で話題になったが、全話平均視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)が3.4%で、最低値が第9話の2.1%という大惨敗。配信のランキングでは深夜ドラマにも負けるなど、信じられないほど悲惨な状態で終わった。

 同ドラマは、商店街で潰れかけのケーキ屋を営む店主・竹野正義(森本)が、大切な店と家族を守るため、悪事に手を染めてしまうことから始まる、笑いと絆のヒューマンエンタテインメント。

 そもそもスタート前からいわく付きの作品で、同局系で昨年10月期に放送した連続ドラマ『セクシー田中さん』の原作者、芦原妃名子さんが急逝した影響もあり、当初予定していた『セクシー田中さん』と同じ小学館のコミックが原作のドラマが見送りに。そのため、本作は突貫工事で作られ、3話以降は撮って出し状態だったという。