■裁判長の前の言葉に…てんちむが見せた“異変”
3.8億円という巨額の賠償金を巡る今回の裁判、主張のぶつかい合いが法廷に緊張感をもたらす中、てんちむが感情を表に出した瞬間があったという。裁判長から「ファンに対してどういう思いがあったか」と優しく尋ねられたとき、彼女の目から涙がこぼれて……。
「それまでてんちむさんは、すべて回答の最初にはイエス・ノーをしっかり言い、1つのテーマには1つの回答など、弁護士と打ち合わせた準備のもと、毅然とした態度で答えていました。ただファンへの想いを聞かれた時だけは、用意された原稿ではなく、自分の言葉が発せられていたように思います。裁判長からの質問にてんちむさんは黙ってすすり泣き、2~3分中断した後、話し始めました」(前出の地裁でひっそりさん)
2020年に炎上した際、てんちむはすぐに自腹での返金対応を宣言し、その後、総額4億円の返金を独自に行なった当時の思いについてもこう吐露していた。
「ファンの方に実際に嘘をついて、自分に憧れてくれたりとか、商品を買ってくれたのに、自分のしたことの“デカさ”を……。言葉を変えれば、ファンの人を騙したと思われてもおかしくないような嘘をついてしまったので。だから本当に申し訳ないと思うけど、言葉だけだったらいくらでも言えるから、私は自分のお金で返金しようと思って、お金は仕事を頑張って、行動で伝えようと思いました」
その上で、「でも私がやったことは返金をすればなくなるとは思っていません」とも話していたという。
12月19日に更新したXでは、新たに女性用下着を手がける様子をチラ見せするとともに、《ブラの負債はブラで返す》と意気込んでいるが、控訴は、今回の判決書を受け取ってから2週間以内に行う必要がある。期限が迫るなか、てんちむはどういう決断を下すのか。