■25年には“伝説の花魁”も控えている

『私の夫と結婚して』には、主人公に大きく関係する3人の男性キャラクターがいる。

 1人目はユ・ジヒョク。主人公(ジウォン)の働く会社の部長で、ひそかに彼女に片思いしていた男性で、主人公の2度目の人生では彼とのラブロマンスが描かれたり、主人公の復讐にも協力する姿が描かれるなど、善人である。

 2人目はパク・ミンファン。主人公と1度目の人生で結婚したが、身勝手に会社を辞めた挙句に不倫し、しかも不倫を問い詰めてきた主人公を突き飛ばして事故死させるという、典型的な悪役である。

 3人目はペク・ウンホ。主人公とは高校時代の同級生で、現在はシェフとして活躍中。主人公にとって初恋の人でもあり、同窓会で偶然再会したことで物語に大きく関わるようになる。

「役のイメージを考えると、恋愛ドラマの申し子である佐藤さんが“お相手役”でもあるジヒョクを。悪役、憎まれ役を得意とする横山さんがミンファンに該当する役を演じることになるのではと。

『私の夫と結婚して』は大人気作品ですし、特に佐藤さんの人気は圧倒的。来年早々に撮影が始まるというリメイク作品も、かなりの話題作となるのではないでしょうか」(前出の民放キー局関係者)

 今や配信ドラマは、地上波ドラマ以上に強力なコンテンツとなっていて、出演俳優が大注目されたり、作品の名シーンが各所で取り上げられて話題になることも多い。

 今年の話題作で言えば、7月配信のドラマ『地面師たち』(Netflix)が大ヒットしたことで、ピエール瀧(57)が演じた詐欺師のセリフ「もうええでしょう」がSNSで大バズリ。12月2日に『2024年の新語・流行語大賞』の「トップ10」部門で、同ワードが選出されたのは記憶に新しい。

「そんな話題作になる可能性がある配信ドラマに、小芝さんは出演するということですね。

 さらに小芝さんは、2025年に放送される横浜流星さん(28)主演のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』でも、“主人公の幼馴染で後に伝説の花魁となる女郎・花の井”という大役が控えています。

 出演が言われている配信ドラマ『私の夫と結婚して』のリメイク版ではおそらく人妻役を、大河ドラマ『べらぼう』では遊女と、演じる役が大人な役になりつつある感じもありますよね」(前同)

 これまで小芝は、“次世代のコメディエンヌ”と評されたり、出世作となった主演ドラマ『トクサツガガガ』(NHK/19年1月期)で“隠れ特撮オタクの若手社員”を演じたりと、明るくコミカルな雰囲気の役が多かった。

 近年の話題作である連続ドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系/23年4月期)では、大人びた雰囲気のビジュアルが注目を集めたが、“黙ってれば美人”を地でいく、やはり快活なキャラクターだった。

「若々しいイメージの小芝さんですが、2025年4月には28歳です。これまでとはまた違う役柄が求められる年齢とも言えそう。

 小芝さんが新たに所属するトップコートは、本人がやりたい仕事に丁寧にアプローチしていく事務所として有名ですし、事務所移籍を機に、これまでとは違った大人の女性を演じる機会も増えていくのではないでしょうか」(同)

 多くの人に愛され、国民的女優の道を突き進む小芝。今後は、どんな姿を見せてくれるのだろうか――。