■『金スマ』では「中居の降板」は必至
1月10日放送予定だった新春SPが“差し替え”となった『金スマ』に関しては、12月26日に予定されていた収録が見合わせになったとも報じられている。
ネット、SNSでは《このまま打ち切りかな》《もう中居の番組は無理だろう》など、『金スマ』終了を言う声も多いが――芸能プロ幹部はこう言う。
「『金スマ』は12月末の収録が飛び、少なくとも1月中の放送はないと言われています。そして、TBS内でも“中居さんの冠番組だし、そのまま続けるのは不可能”という声が圧倒的ですね。
ただ、『金スマ』は予算の大きいゴールデンの番組で、多くの制作スタッフが働いています。彼らには生活がありますから、中居さんの個人的な不祥事で、番組をいきなり打ち切るわけにもいかない。
そのため、“番組終了”ではなく、中居さんを降板させたうえで番組タイトルを変更し、大幅リニューアルする形で“継続する”と言われています。スタッフが同じ場合、全くの別ジャンルの番組をすぐに立ち上げるのは難しいため、トークバラエティのスタイルはそのまま継続になる、とも聞こえてきています。
『金スマ』はSMAP解散騒動があった時期に終了の危機があったのを乗り越えた番組として知られていますが、中居さんの番組としては、いよいよこれまでということになりそうです……」
『金スマ』は2001年10月に『中居正広の金曜日のスマたちへ』としてスタート。2016年2月から現在の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に改題されたが、この背景にはSMAP解散騒動の影響があったと言われている。
「 “スマ”のままでは“SMAPの番組”と認定され、旧ジャニーズの創業家に打ち切りを通告される可能性があった。そのため、当時『金スマ』のプロデューサーを務めていた阿部龍二郎氏(60)が、いち早く番組名を変えたと言われています。当時、“『金スマ』の救世主”とも言われましたね」(前同)
現在、阿部氏はTBSテレビやTBSラジオなどを統括する認定放送持株会社のTBSホールディングスの代表取締役を務める、事実上のTBSグループのトップの人物。過去には中居がMCの『うたばん』(1996~2010年)のプロデューサーも務めたほか、中居と同郷の神奈川県藤沢市出身ということもあり、深い縁があることで知られる。
「最近の中居さんの番組で言えば、ヒロミさん(59)、東野幸治さん(57)とともにやっている『THE MC3』が特番を経て昨年10月からレギュラー化しましたが、レギュラー化した背景には阿部氏の存在も大きかったのではないか、と関係者の間ではささやかれていました。
ただ、そんな恩人である阿部氏でも、さすがに今回は“中居正広の『金スマ』”は守れないことになりそうだと。
『THE MC3』も1月13日放送回が『クレイジージャーニー』に差し替えになっているし、もはやTBSのトップでも中居さんを守れない事態になっているということなのでしょうね……」(同)
小サイトは、中居の降板など『金スマ』の今後についての話をTBSに問い合わせたが、期日までの回答はなかった。
24年続く中居正広の『金スマ』だが、その命運は風前の灯火のようだ――。