元SMAPリーダーで国民的タレントとして芸能界の第一線で活躍してきた中居正広(52)が、取り沙汰された“解決金9000万円女性トラブル”によってとうとう全メディアから“消滅”することとなった。今後、中居のレギュラー番組はどうなっていくのだろうか。
中居と女性のトラブルを最初に報道したのは、2024年12月19日発売の女性週刊誌『女性セブン』(小学館)だった。
“密室のトラブル”が起こったのは23年にあった会食の席でのこと。当初、会食は中居ともう1人の男性、女性で行なわれる予定だったものの、男性が急遽来られなくなり、中居と女性の2人だけに。その後、密室内の2人の間に《深刻な問題が発生し、トラブルに発展した》と報じられた。
トラブル後、中居と女性側で代理人を立てた話し合いが持たれ、中居が9000万円という高額の解決金を支払ったという。
中居の所属事務所は代理人弁護士を通じて《以前に双方の話し合いにより、解決しておりますことをご理解ください。お互いに守秘義務がありますので、対外的にお答えすることはありません》と回答。トラブルがあったことは否定しなかった。
さらに1月8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、被害女性のX子さんが新たな証言をしているほか、X子さんが中居から《意に沿わない性的行為受けた》と彼女の関係者が告白。また、X子さんが直属の上司に相談していたこと、その上司が文春の問い合わせに応じるやりとりも掲載されるなど、新情報も続々と出てきている。
一連の報道を受けて、テレビ各局は中居が出演する番組の収録見合わせや差し替え対応に追われることになった。
■ラジオも放送休止で全メディアから消滅
『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)は1月10日の新春SPの放送が見送られ、同じTBSの『THE MC3』の新年1回目の放送も見合わせとなった。また、テレビ朝日も1月5日までに『中居正広の土曜な会』の11日の放送を見送り、『激レアさんを連れてきた。傑作選』に差し替えている。
日本テレビは1月7日に『ザ!世界仰天ニュース 4時間SP』を放送したが、放送当日の昼に《本日の『ザ!世界仰天ニュース』は総合的に判断をし、中居正広さんの出演シーンはカットして放送します なお、中居正広さんとの対話の中で、私たちの判断をお伝えしたところ、中居さんご本人からも同様の申し出を受けております》と説明。
中居の出演シーンは全面的にカットされ、スタジオの映像もゲストが座るひな壇だけが映し出されるなど不自然なカメラワークや編集となった。CMにも変化があり、番組中盤にはスポンサーが差し替えを希望した際などに放映される「ACジャパン」のCMが流れる場面もあった。
1月8日午前10時にはフジテレビが《放送休止のお知らせ》と題し、『だれかtoなかい』の公式サイトに《番組MCの中居氏に関する報道を受け、状況を総合的に検討した結果、1月12日の放送から当面の間休止とする判断に至りました。放送を楽しみにされていた視聴者の皆様には、大変申し訳ございません》と声明を発表。
さらに同日、中居がパーソナリティを務めるラジオ番組『中居正広 ON&ON AIR』についてニッポン放送が次回1月11日について《総合的に判断し、放送休止》を決定した。
「テレビに加え、ついにラジオも放送が見送られ、中居さんは全メディアから消えることになりました。1月9日の夜7時に、中居さんは“お詫び文”を所属事務所のHPに掲載。しかし、その中の《なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》という、今後も活動を継続していく意思を示したと思われる一文が物議を呼び、再度炎上してしまいましたね。
中居さんには今、レギュラー番組を放送するテレビ各局が聞き取り調査を行なうという話も報じられています。そんななか、多くのテレビマンが注目しているのが、1月7日の特番で中居さんの出演シーンを全カットした『仰天ニュース』の“文言”なんです」(民放キー局関係者)