■お詫び文で“致命的ミス”発生か
1月9日、テレビ出演も多い紀藤正樹弁護士(64)がXを更新。中居のお詫び文発表のニュースリンクを貼り、《リスク回避の観点からは”なお書き”2行は不要ないし誤解を招くと思います。その他がよく練られた文章なのに残念な感があります》とポストし、中居の《なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》という一文について評していた。
「中居さんはSMAPのリーダーで国民的タレント。主要民放キー局すべてにレギュラー番組を持ち、芸能界のど真ん中にいた人です。この現代社会では、そういうテレビタレントにとって世論やSNSの反応は決して無視できないもの。
そんな中居さんですが、お詫び文の《なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》は、強い批判を招いたり、SNSで大炎上することを想定できていないものだったわけです。今の芸能界の事情がよくわかっている人、たとえば大手芸能プロの広報的な立場の人なら、この一文が炎上するであろうことはすぐに分かり、絶対に修正したはずです。
しかし、お詫び文を書いた人――おそらく中居さんの代理人弁護士だと考えられますが――は被害者女性とは“示談済み”ということをどうしても強調したかったために、この一文を入れてしまったのではないかと。だからこそ、このお詫び文を読んだ多くの法曹関係者は、“弁護士が書いたのでしょう”と口をそろえるわけです」(前出の夕刊紙デスク)
1月10日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)でも中居のお詫び文について取り上げたが、元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏(62)は「この中に《なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》という一文をなぜ入れたのだろう」と疑問を呈した。
さらに「いわゆる社会一般に対するお詫びというところで、マイナスのイメージになるのではないか」と述べ、「イメージ回復にこのコメントがつながるのかということで言えば、もしかすると難しいのではないかと私は感じました」と自論を展開していた。
「《なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》という一文は、現時点で中居さん本人が視聴者やファンにこう言っている、こう考えている、と多くの人に受け止められてしまっていますよね。
結果、《それ決めるのお前じゃなくない?》といったツッコミが殺到しているわけですが……中居さんサイドの真意はそういうものではなかったのでは、と法曹関係者の間では推測されています。《芸能活動についても支障なく続けられることになりました》というのは、本当は、被害女性のX子さんと示談する段階で、相手側から“中居さんが芸能活動を続けることを承諾します”という同意を得ている、ということを言いたかったのではないかと。
現状のお詫び文の、この一文だけ読むと“はぁ?”となってしまうのは当然ですよね。声明の作成者は世論、SNSの反応を想定することなく、さらに真意の伝わらない書き方をしてしまったのではと。法曹関係者の間では“誤解を生む致命的なミスなのでは”とも言われており、それが原因で事態は収束するどころか、さらなる炎上を招いてしまっているともっぱらです」(前同)
方々から猛ツッコミが入ってしまっている《なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》という一文。その“真意”が語られる時は来るのか――。