■制作が進む『教場』の続編――凶悪犯との決着はつくのか
2023年9月、フジテレビの専務だった大多亮氏(現・関西テレビ社長)は『教場』新作の制作延期を正式に認めた上で、理由は脚本などを煮詰めた結果によるスケジュール遅延であり、「ここで無理をしないで来年(2024年)にという話になったのが真相」とコメントしていた。
「木村さんは言うまでもなく超売れっ子。24年は映画『グランメゾン・パリ』や主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系、24年4月期)の撮影があったほか、9月から12月にかけて、ライブツアー『SEE YOU THERE』もあった。そのため年内の撮影が叶わなかったのかもしれませんね。ただ、生徒役のオーディションなど制作の準備は着々と進んでいたんです。
『教場』は個性豊かな警察学校生の群像劇ですし、過去作の生徒役には濱田岳さん(36)や上白石萌歌さん(24)など売れっ子俳優が多く、木村さんに加えて、今回もそうした多忙な出演者のスケジュール調整が大変なのでしょうね。ですので、撮影期間も4月から夏と、長丁場になると見られます。
そんな『教場』ですが、前作の『教場0』のラストが印象的だった。次作で、森山未來さん(40)演じる宿敵・十崎との決着が描かれるかどうか、気になりますよね」(前出の制作会社関係者)
森山演じる十崎は千枚通しで風間(木村)の右目を刺し、北村匠海(27)が演じた風間の後輩刑事・遠野を刺殺した謎多き凶悪犯。『教場0』の最終回で巡回中の若手警官に逮捕されるが、雑な逮捕劇が世間で問題視されて釈放せざるを得なくなってしまい、十崎は行方不明に。
若手警官の失態を受けて、風間は「教育」が現場以前の場所で必要だと感じ、刑事を辞めて警察学校教官となる。そして、警察学校教官となった風間の前に十崎が現れ、「妹はどこだ」と問いかける――という、非常に意味深なラストシーンで『教場0』は終了したのだ。
「木村さんの代表的作品『教場』の続編が今春から撮影が始まり、放送が来年に控えるという一方で、中居さんは来年どころか明日も見えない状況となっている。SMAPの2トップ“つとぷ”の明暗が、ここにきて非常にくっきりと別れてしまった感じですね……」(前同)
小サイトはフジテレビに、『教場』の続編の制作が進んでいることを問い合わせたところ、「制作の詳細についてはお答えしておりません」ということだった。
ここにきて残酷なまでの明暗がついた木村と中居。SMAP解散後は“共演NG”も噂されている2人だが、こうなってしまっては、両者が交わることはもう2度とないのかもしれない……。