1月5日に放送されたドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)の「クズ芸人の生きる道 57歳婚活始めます」が大いに話題になった。
同放送回には「ガッポリ建設」というお笑いコンビで活動していた芸人の小堀敏夫(57)が出演。現在はお笑いの仕事はほぼなく、ギャラ飲みで生計を立てていることや、ギャンブルで大きな借金があることなども明かし、視聴者を驚かせた。
そんな小堀だが、父親の死をきっかけに57歳にして結婚を考え、結婚相談所に入会。自身の収入が不安定であることから、お相手の女性が資産家であることを望み、これにはSNS、ネット上で厳しい批判の声が上がった。
その後も「ラーメン屋を開きたい」と、相方に100万円もの借金を申し込むもラーメン店の修行当日に遅刻をし断念したり、さらには突然頭を丸め「出家したい」と、再び相方の紹介で寺に修行へ行くも、2日で脱走。
番組終了後、小堀本人は自身のXに《あんなの見せられたら本当のクズに見えちゃうよな。俺はいたって健康優良児だぜ》と投稿したことで、コメント欄は炎上状態に。これにより、「クズ芸人」という言葉がXのトレンド入りを果たした。
放送ではクズすぎる小堀に相方が鉄拳制裁する場面もあったのだが、大人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の総合演出として有名なTBS社員の藤井健太郎氏(44)も、自身のXで《遅ればせながらノンフィクションをチェック。「漂流家族」以来のおじさんがおじさんに引っぱたかれる映像に興奮してしまいました。》とコメントし、それも話題になった。
※動画はFUJITV GLOBAL CHANNELより
そんな小堀の婚活を全面的にサポートしていたのは、元グラビアアイドルで現在は結婚相談所を経営する山本早織さん(39)だった。そんな彼女が本サイトのインタビューに応じてくれた。
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2000年代前半、96センチHカップのバストを武器にグラドルとして大人気を誇った山本さん。『ザ・ノンフィクション』でも、グラドルから結婚相談所の経営者に転身したことが紹介されていたが、きっかけは何だったのか。
「26歳で芸能界から引退したんですが、実は、芸能界引退後に“結婚相談所とか良さそう”と占い師に言われたのが、結婚相談所を始めたきっかけなんです。それを聞いて私も、面白そう! と思って起業しました。
当時、30歳で結婚相談所を経営している方はほとんどいなくて、時代も良かったんですよね。でも過去の自分のグラビア活動がバレるのが嫌でフルネームを名乗れず、名刺には『SAORI』と下の名前だけを書いていました」(山本さん、以下同)
しかし、当初は経営がうまくいかず、苦労の連続だったそう。
「スタートから6か月間、売上はゼロでした。社長になれば儲かる! と思っていたので、実際には儲からないことにまずは驚きましたね(笑)。
そこから、“自分は何のためにこの事業をしたいと思っているのか? 婚活をしている人はどんな悩みがあって私に相談に来てくれるのか?”と、この世界をもっと知る努力をしました。それでその時、糸が切れたように“どうせ失敗するならやりたいことをしまくろう!”と思い、元グラビアアイドルということも公開し、スキルや経験を売買することができるタイムチケットというアプリで自分の時間を販売したところ、7か月目にして月に50万円を売り上げられるようになったんです」