■57歳・クズ芸人の婚活の裏側
自身が元グラドルであることを公にした山本さんに、結婚相談所の経営者として強みとなったこと、逆に大変だったことを聞いた。
「当初は、元グラドルという肩書きはマイナスでしかないと感じてました。周りから“どうせパパがいるんでしょ”という目で見られることが悔しくて、恋愛本や心理学の本を読み漁って理論武装して、自分がこの事業にどれだけの思いがあってやっているかを常に語るようにしていました。
また、相談に来る男性からも、“(結婚相手として)早織さんじゃダメですか?”と聞かれることもあり、初めは戸惑っていました。そのうち、“いいですよ。私があなたを好きになればね”とお伝えするようになったら、少し状況は変わっていきましたね。
今回の『ノンフクション』もそうですが、過去の自分があるからこそ出演させていただけたのでしょうし、こうしてメデイアで取り上げられることで自社のスタッフに対して仕事を作れるので、今となってはグラビア活動をしていたことはプラスでしかないですね」
番組では、女性との会話が上手くいかず、フラれる小堀に対し、厳しくアドバイスをする姿が見られた。カメラが回っていない時の素の彼は、いったいどのような人物だったのか。
「“お世話になります”と、手土産を持って来て挨拶をされたので、すごく誠実で真面目な人という印象でした。もちろん、“お金のある女医がいい”など、婚活市場を知らずに勝手なことを言っている面もありましたが、妥協せず理想を手に入れたいという気持ちは誰でも同じなので、無理だとは思わなかったですね。純粋に幸せになりたい方なのだな、と。
だけど正直、ヤラセであってくれ! と思うほど話が伝わらなくて……こんなに手のかかる人は初めてでしたが、憎めない人でしたね。見た目や清潔感などは課題が満載で、女性から受け入れてもらえるような感じではなかったので、そこにまず手を加えていきましたね」
実際、小堀が山本さんのアドバイスのもとプロフィール写真を撮影したところ、ダンディーな仕上がりとなり、3人もの女性からお見合いの申し込みがあったそうだ。