■公取委が動いた「ジャニーズ事務所が新しい地図のテレビ出演に圧力」問題

 2016年8月にSMAPが同年12月31日をもって解散することが発表され、稲垣吾郎(51)、草なぎ剛(50)、香取は17年9月にジャニーズ事務所を退所。I氏が社長を務めるCULEN所属となり、新しい地図として新たなスタートを切ることとなった。

 しかし、その後も両者の関係はバチバチ。特にジャニーズの創業家が事務所を飛び出した3人とI氏を許そうとしなかったと言われ、19年7月、ジャニーズ事務所が稲垣、草なぎ、香取の3人をテレビ番組に出演させないようにテレビ局などに圧力をかけていた疑いがあり、独占禁止法違反につながる恐れがあるとして、公正取引委員会が同事務所を注意していたことが明らかとなった。

 それから4年、新しい地図の3人は少しずつテレビ露出を増やしていった。

「そして、23年にジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題が大きく取り沙汰され、ジャニーズ事務所は崩壊。これまでの忖度もなくなり、さらにタレントのマネジメント業務をSTARTO ENTERTAINMENTが引き継いだこともあり、STARTO社所属タレントと新しい地図のような“辞めジャニ”の共演も可能になりました。

 まぁ、井ノ原さんは特に、ジャニーズ事務所崩壊前から新しい地図の3人と接点がありましたからね」(前出のワイドショー関係者)

 23年2月、ジャニーズJr.の育成を手掛けるジャニーズアイランドの社長だった井ノ原と、新しい地図の3人が都内のスタジオの楽屋で“密談”していたと一部メディアが報じた。

 その日、スタジオでは東西のJr.総勢100名以上が集結し、それぞれが特技を披露するバラエティ特番『ジャニーズJr.CHAMP』(中京テレビ)の収録が行なわれていたという。井ノ原は番組に出演しないものの、ジャニーズアイランド社長として現場を仕切っており、秘書とともに駆け回っていたとされる。

 同日、同じスタジオでは新しい地図のレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』(ABEMA)の収録も行なわれており、井ノ原は3人が待機していた楽屋をためらうことなく訪問。一人ひとりとガッチリ握手を交わし、4人でしばらく楽しそうに話していたという。

「SMAPが解散してからも、井ノ原さんはたびたび“V6はSMAPを目標にしてきた”と公言していましたし、香取さんの退所後も、ブログで《慎吾ちゃんの誕生日だ! おめでとう!》と誕生日を祝福していましたからね。『仮装大賞』での“共演したかったんだよ!”というアツい言葉も、心の底から出た本音でしょう」(前同)

 かつては絶望的に思えた両者の関係がついに“雪解け”――今回の『仮装大賞』をきっかけに、トニセンをはじめとするSTARTO社所属タレントと新しい地図の共演がさらに増えていくのかもしれない。