■『金スマ』と『仰天ニュース』は“消極的継続”か

 当サイトでは、中居が降板し、『金スマ』からタイトルを変更して、リニューアルを経て番組を継続する話が浮上していると報じた。

「同じスタッフで、全く新しい番組をすぐに立ち上げるのは難しい。そのため、今の『金スマ』のトークバラエティの形はそのまま継続になると見られています」(前出の制作会社関係者)

『金スマ』は予算の大きいゴールデン帯の番組であり、多くのスタッフが携わっている。彼らの生活を守るためにも番組を終了させるのではなく、中居を降板させたうえで番組タイトルを変更してリニューアルを図り、同じようなスタイルで継続する見込みだという。当サイトは中居の降板、『金スマ』の今後についてTBSに問い合わせたものの、期日までに回答はなかった――。

 日本テレビは1月7日に『ザ!世界仰天ニュース 4時間SP』を放送したものの、放送当日の昼に《本日の『ザ!世界仰天ニュース』は総合的に判断をし、中居正広さんの出演シーンはカットして放送します なお、中居正広さんとの対話の中で、私たちの判断をお伝えしたところ、中居さんご本人からも同様の申し出を受けております》とコメントを発表。

 放送では、中居の出演シーンが全面的にカットされ、スタジオの映像もゲスト出演者が座るひな壇だけが映し出されるなど不自然な構成に。CMにも変化があり、番組中盤ではスポンサーが差し替えを希望した際などに放映される「ACジャパン」のCMが流れることとなった。

「『仰天ニュース』も『金スマ』と同じ予算の大きなゴールデン帯の番組で、多くのスタッフを抱えています。主に制作を手掛けているのは制作会社A社で、同社が大量のスタッフを投入することで番組は成り立っています。急遽の中居さん出演シーンの全カットもA社の多くのスタッフが徹夜で対応したそうですよ。

 A社のスタッフにも生活がありますし、彼らも番組が続いてほしいと願っているはずです。同社は『24時間テレビ』をはじめ、多くの日テレの番組の制作に入っていますから、日テレとしても無下にはできないでしょう。『仰天ニュース』はVTRが中心の番組ですから、中居さんが降りても番組継続は不可能ではないでしょう。あとはもう1人のMCの笑福亭鶴瓶さん(73)がどう考えるか、でしょうね。

 ただ、『金スマ』も『仰天ニュース』も“中居さんありき”でスタートした番組ですからね。両番組とも中居さんを外し、リニューアルして続いていくのかもしれませんが、あくまでも消極的な継続。長くはもたないのではないかとささやかれていますね。

 そして、中居さんにとっては、日テレが出した新たな声明が非常に大きいと言われています……」(前同)

 日本テレビは1月10日、『仰天ニュース』の公式サイトに《1月9日に中居正広さんがコメントを発表しましたが、依然として不明な点が多いため、中居さんの「ザ!世界仰天ニュース」へのご出演は、当面の間、見合わせます。今後のご出演に関しては、総合的に判断してまいります》という声明文を掲載した。

「テレビ各局が聞き取り調査に乗り出したと報じられましたが、日テレサイドの見解は現状、《依然として不明な点が多い》というものです。ジャニー喜多川氏の性加害騒動以降、テレビ各局は性加害を非常に重く見ています。文春には被害女性が《意に沿わない性的行為受けた》と報じられている中居さんの女性トラブルの内容がどのようなものなのか、曖昧なままでは番組に出すことはできないということですよね。

 ただ、今回の件には守秘義務があり、中居さんは事態の全容をテレビ局サイドに伝えることはできないと見られます。各局で調査が進められているといいますが、トラブルの詳細が明らかにならなければ、中居さんのレギュラー復帰は難しいでしょうね……」(同)

《今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》と声明を出した中居だが、そうは全くいかなそうな情勢にある。降板、番組の打ち切りなど中居の5つのレギュラー番組の今後はそれぞれ異なるようだが、当然ながら、その未来は明るいものではないようだ――。