1月14日、TOKIO松岡昌宏(48)主演の連続ドラマ『家政夫のミタゾノ 第7シーズン』(テレビ朝日系/火曜夜9時~)の第1話が放送された。本作は昨年12月6日に急逝した中山美穂さん(享年54)が生前に撮影していた作品のひとつでもあることから、放送前から大きな注目を集めていた。

『家政夫のミタゾノ』は、松岡演じる女装した家政夫・三田園薫(通称:ミタゾノさん)が、派遣された家庭・家族の内情をのぞき見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていく、痛快“のぞき見”ヒューマンドラマシリーズ。中山さんは、第1話のメインゲストの田中令子役で出演していた。

【以下、『ミタゾノ』初回のネタバレを含みます】

「『ミタゾノ』は、ゲスト俳優の過去作にちなんだ小ネタやシュールな時事ネタなどを詰め込む独特な作風で知られますが、中山さんが出演された今回もそれは同じ。

 ミタゾノさんが“ああツイてます、(メイクが)ノッてます”と、中山さんの代表曲『ツイてるねノッてるね』を意識したセリフを言う場面があったほか、終盤には中山さんがセーラー服姿で登場する場面もあり、本編後の追悼も含めて中山さんへのリスペクトあふれる内容となっていました」(テレビ誌編集者)

 第1話は、既婚者の令子(中山さん)と吉田栄作(56)演じる水道修理会社の代表で令子の中学時代の初恋相手・八王子健太郎との禁断の恋が描かれ、終盤に令子はミタゾノから、「同窓会のドレスコード」として渡されたセーラー服姿で同窓会に参加。

 そこでは、ミタゾノによって令子の関係者が全員集められていたのだが、実は八王子が恋をしていたのは令子ではなく、牧野羽咲(19)演じる令子の娘・すみれだったことが判明。

 しかも、令子が中学生時代に八王子に恋をしたきっかけとなったのは”人工呼吸の相手だったから”だが、実は記憶違いだったことが明らかに。実際はミスターちん(61)演じる令子の夫・たかしが人工呼吸の相手だったことで、令子は呆然自失に……。往年の名曲『若者たち』を歌って現実逃避するも、最終的には離婚して、令子は楽しく独身生活を謳歌するように――という展開だった。

 さらに本編終了後には、中山さんの映像がスローで流れ、ミタゾノがピンクのカーネーションを贈る特別な追悼の演出もあった。ミタゾノ役の松岡は中山さんの大ファンとして知られ、一部では彼がこの演出を考案したとも報じられている。