■アイリスオーヤマに聞いた

 この対応にXでは社名《アイリスオーヤマ》など関連ワードがトレンド入り。多くの声が寄せられることとなった。

《芸能人の不祥事やヤラカシなどでスポンサーが秒で撤退する風潮の中、アイリス社だけが先立って表明した。こういう企業は貴重。企業理念みたいな男気を感じたわ。吉沢亮自身も救われて良かったね》
《賛否両論があるだろうがこれも一つの答え。切るところもあれば、手を差し伸べるところもある。切ったから悪いとかではなく、ただ「契約を続けるかどうか」の話。アイリスオーヤマさんは非難を覚悟の上の判断だろう。吉沢亮さんは当然今まで以上に頑張らないといけない》
《アイリスオーヤマは「人を大切にする企業なんだろうな」って考えが伝わるようで敬服 アイリスオーヤマが更に飛躍しますように》

 また、アイリスオーヤマの対応から、《Snow Manの時の不二家と一緒だね!不二家もSnow Man起用してから赤字から黒字になったっていってたしアイリスオーヤマさんも不二家も今後も私は買うよ》など、ケーキ・洋菓子を扱う会社で、Snow Manをデビュー1年目からCMに起用している「不二家」を思い出す声も多い。

「2023年9月からしばらくの間、ジャニー喜多川氏の加害問題の影響で旧ジャニーズタレントのCM起用を終了する会社が相次ぐ“降板ドミノ”が発生した時期がありました。それは大人気グループであるSnow Manも例外ではありませんでしたが、不二家は早々にSnow Manの起用継続を発表し、ファンからは感謝の声が多く寄せられました。それを連想する人が多いということですね」(前出の女性誌編集者)

 そんななか、小サイトは吉沢のCM起用継続について、あらためてアイリスオーヤマに問い合わせたところ、広報担当者に話を聞くことができた。以下がそのやりとりになる。

――吉沢さんから、直接の謝罪などはありましたか

「吉沢さんご本人に関する内容は当社からお答えすることはできませんが、事務所の方と会社同士でやり取りしている状況です」(アイリスオーヤマの広報担当者=以下同)

――吉沢さんが起こした不祥事はもちろんよくないと捉えられていると思いますが、彼と一緒にやっていきたいという思いが勝ったということでしょうか?

「そうです。これまでも吉沢さんはブランドアンバサダーとして、当社の魅力を伝えていただいた方だと認識しております。今後もブランド価値向上に力をお貸しいただければ、という想いで一緒にやっていきたいです」