バカリズム(49)脚本、市川実日子(46)主演の連続ドラマ『ホットスポット』(日本テレビ系/日曜よる10時30分)の第2話が、1月19日に放送される。視聴者から大きな期待を受け、12日に初回が放送されたが、配信サービスでTVerのお気に入り登録が100万を超えたバカリズム脚本の前作『ブラッシュアップライフ』(同枠、23年1月期)ほどの勢いはないようだ。

 同ドラマは、富士山の麓にある富士浅田市で、ビジネスホテルに勤めるシングルマザーの主人公・遠藤清美(市川)が、ひょんなことで宇宙人に出会ったことから物語が展開する、地元系エイリアン・ヒューマン・コメディ。初回の平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は5.6%と、『ブラッシュアップライフ』の初回5.7%とほぼ並んだが、TVerのお気に入り登録は59.6万(1月19日10時現在)にとどまっている。

 第1話「未知との日常」は、清美(市川)はある日、仕事帰りに自転車で家に帰る途中、交通事故に遭いそうになるが、間一髪のところで、人間離れしたスピードと腕力で、自転車ごと持ち上げられて命を救われる。そこにいたのは、さえない先輩の高橋(角田晃広/51)。高橋は絶対に誰にも言わないでほしいと頼み、その理由は自分が宇宙人だからだと明かす。

 清美は「内緒にします」と言いつつも、我慢できずに地元の幼なじみ・葉月(鈴木杏/37)と美波(平岩紙/45)に話してしまう。2人は高橋に一度会って能力を見せてほしいと言い、高橋とファミレスで会うことに。見た目は普通の地球人であるため、どこが違うのかと問うと、高橋は、背筋が丸まっているなどと説明し始め……という展開。

 視聴者のX上の反響は、《あの敢えてナチュラルな会話、だべり、みたいな演出はもうバカリズムものの伝統芸という事なんだろな。これが見たいのよっ!ていう》《たわいない会話を面白く描きつつ、「コント」にはならないようにして、その中に物語上必要な展開やフックも忍ばせつつ仕上げるの、地味だけどめちゃくちゃ高度なことをしている》など、多くの称賛の声が。