■文春の告発を行なった女性アナウンサーは“現役”か
フジテレビアナウンサーのOB、OGたちも、古巣に苦言を呈している。
元フジで現在はフリーの笠井信輔(61)は1月16日放送のラジオ番組『ラジオのタマカワ』(TOKYO FM)に生出演した際、フジテレビの対応に言及。「小倉さんでも聞きますよ。小倉さんだったらはっきり言って“この話題はやらなきゃダメだ”って言ってコメントしていたはずですよ」と指摘。フジテレビの朝の情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』で共演し、24年12月に亡くなった小倉智昭さん(享年77)の名前を出し、自身の思いを明らかにしていた。
同じく元フジアナウンサーの長野智子(62)も、1月16日放送のラジオ番組『長野智子アップデート』(文化放送)で古巣の問題に触れた。長野は、フジテレビに在籍していた80年代を振り返り、「今のように上場もしてなかったですし、“コンプライアンス”という言葉もなかった時代。ですので、私の本にも書いていますが今で言うセクハラに当たることは多く経験してきました」と回想。「ですが、今回のような事案は聞いたことも経験したこともなかったので、記事を読んで到底信じられず、すごくショックを受けた」と続けた。
さらに「なぜ、これまで海外株主の外圧ではなく、内部からの動きでメディアとして、一企業の責任を果たす動きが起きなかったのかということには怒りを感じています」ともコメントした。
「1月16日のスポーツニッポンの記事では、文春に告発を行なった女子アナを“フジ現役女性アナウンサー”と報じていますが、同紙は文春の記事にはない文言“現役”をあえてつけているという話です。それは“裏取り”ができているからとも……。
今、フジテレビのアナウンサーは現状に強い怒りを抱き、“行動”に出ようとしているようです」(ワイドショーデスク)
OBやOGも苦言を呈し、看板アナウンサーがニュース番組で心境を告白。そして、“現役”女子アナの内部告発――中居の“解決金9000万円女性トラブル”からのフジテレビの激震は、次の段階に進もうとしているようだ。