連日、世間を騒がせている元SMAPリーダーで国民的タレント・中居正広(52)に取り沙汰された“解決金9000万円女性トラブル”。1月20日放送の日本テレビ系夜のニュース番組『news zero』でも、中居の冠番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)の打ち切りやフジテレビの企業CM差し替えの動きについてトップで報じたものの、月曜キャスターを務める櫻井翔(42)には厳しい声が寄せられることになってしまった。

 番組冒頭、トヨタ自動車をはじめとする約50の企業がフジテレビで放映する自社CMを差し替える動きについて報じ、中居の声明文を紹介。また、同日に発表された『金スマ』の打ち切りに触れ、街頭インタビューで世間の声も流れた。次いでフジテレビの港浩一社長(72)が会見を行なったことも伝えた。

 月曜キャスターを務める櫻井は「まずは何よりもトラブルに巻き込まれた女性の方のケア、配慮が何よりも最優先されます」とし、「そのうえでフジテレビや調査委員会は今、不安を感じているフジテレビで働いている方々への十分なケアも必要だと思います。中には調査委員会などに自ら伝えたい、答えたいことがあるという方もいるかもしれません」とコメントした。

 続けて、「プライバシーをしっかりと保護したうえで匿名で報告、相談できる窓口が十分に機能することも重要だと感じています。そして、自分も芸能界に身を置く者として、テレビ局と芸能界との関係について問題があれば、見直しに向けて自分もできることをしていきたいと思っています」と持論を展開した。

「中居さんが2023年6月に起こしたトラブルは初報の『女性セブン』(小学館)に続いて、『週刊文春』(文藝春秋)やスポーツニッポンなどが詳報し、被害女性が中居さんから《意に沿わない性的行為を受けた》とされます。これに中居さんは9000万円の解決金を払って示談したといい、フジテレビ幹部も関与したと報じられています(フジテレビは否定)。

 同問題で中居さんは『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)や『THE MC3』(TBS系)から降板。24年続いた『金スマ』も打ち切られることになったほか、フジテレビの港社長が会見を開き、50社超の企業が同局で放映するCMの差し替えを行なうなど、フジテレビを揺るがす事態へと発展。TBSも社内調査をすると発表する展開を見せています。

 櫻井さんもキャスターとして真摯にコメント。被害女性を守ること、フジテレビで働く人へのケアに言及したことは評価されていますが、なぜかコメントの中では旧ジャニーズ事務所の先輩である中居さんの名前を出すことはなく、中居さんの行為や番組降板にも言及することはなかったため、視聴者からは批判的な意見が多数寄せられてしまっていますね」(夕刊紙デスク)