1月21日、笑福亭鶴瓶(73)がMCを務めるバラエティ番組『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)が放送された。同番組は2001年4月の番組開始当初から中居正広(52)と鶴瓶のダブルMC体制だったが、先の1月15日に中居の降板が発表されていた。21日放送回は降板前、最後の収録だったと見られている。

 中居は、昨年12月19日発売の『女性セブン』(小学館)で、深刻な女性トラブルを起こして9000万円もの解決金を払って示談していたことが報じられ、その後も『週刊文春』(文藝春秋)やスポーツニッポンなどで後追い記事が出る事態に。

 以降、各局で中居の出演番組の収録中止や放送休止、降板が相次ぐ事態となり、22日時点で『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)の終了と『THE MC3』(TBS系)からの降板、ラジオ『中居正広 ON&ON AIR』(ニッポン放送)の終了が発表済み。情報番組『中居正広の土曜な会』(テレビ朝日系)、騒動前から3月いっぱいでの放送終了が報じられていた『だれかtoなかい』(フジテレビ系)は、年明け以降放送休止となっている。

『仰天ニュース』を巡っては、収録済みだった1月7日放送の4時間SP、今回の21日放送回は、中居の姿をカットしたうえでの放送となった。

「7日放送回は、中居さんの姿をかなり強引にカットして放送していたことが話題となりましたが、21日放送回でも徹底的にカットされていました。前回同様、オープニングトークや、本来あったであろうMC2人の掛け合いがカットされていたことで、巻き添えを食らって鶴瓶さんの出番もかなり減ってしまっていました。

 一方で不幸中の幸いと言うべきか、21日の放送回は7日の4時間SPとは違い、スタジオ出演者とVTRに関連性が薄かったこともあり、多少、不自然さは減っていました」(女性誌編集者)

 7日の4時間SPでは『仰天チェンジ』という、スタジオに置かれたパネルやVTRを見て出演者が投票を行なう企画や、ゲストのヒロミ(59)が過去に大やけどをした際の再現ドラマなど、スタジオトークありきの特集が多く組まれている回だった。

 一方で、21日放送回は和歌山南陵高校バスケ部が昨年12月の全国大会に挑むまでの再現ドラマ1本のみ。

「収録では、中居さんが鶴瓶さん、ゲスト出演者とトークをして盛り上がる場面などはあったのでしょうが、スタジオトークにそこまで重きを置かずに済む内容だったため、放送の大半がVTRだったんですよね。ですので、極論を言えばスタジオトーク抜きでも成立する回だったんです」(前同)

 そんな21日放送の『仰天ニュース』では、中居の声がわずかに聞こえる場面もあったという。

「番組の冒頭、南陵高校では職員のストライキが勃発するほどに経営陣の運営がずさんだったことが紹介されたんですが、その場面のVTR終了後、スタジオで出演者が感想を言い合う場面で中居さんらしき声が入っていたんです」(同)