1月22日、Snow Manは2020年のCDデビューから5周年を迎えた。Xでは朝からグループ名がトレンド入りするなど話題沸騰となったが、関連してSnow Manをデビュー年からCMに起用しているケーキ・洋菓子メーカーの「不二家」も、ファンから大きな注目を集めることになった。

 不二家は22日朝9時にXを更新。

《Snow Man デビュー 5周年 おめでとうございます

光り輝く9人の今後の活躍も期待しています》

 と、祝福のメッセージを投稿している。

「不二家はSnow Manと良い関係を築いているほか、ラジオ番組『不二家presents Snow Manの素のまんま』(文化放送)の冠スポンサーでもある。そのため、スノファンからとても親しまれている企業ですよね。

 さらにXでは、今、渦中にあるフジテレビへの不二家の対応を見て、あらためてスノファンが不二家への感謝の声を上げているんです」(女性誌編集者)

 昨年12月末に報じられた中居正広(52)の女性トラブルにフジテレビの幹部も関与していると報じられ、同社には厳しい声が殺到。その後の対応にも大きな批判が巻き起こり、その結果、フジテレビは未曽有の危機に陥っている。

 同社は社員の関与を否定し、1月17日午後には港浩一社長(72)が臨時の会見を開いたが、あまりにも閉鎖的だったことなどから火に油を注ぐ結果に。現在、75社を超える企業がCMを差し替えるなどの対応をみせる異常事態となっており、そのなかには不二家も含まれている。

「不二家はフジテレビに厳しい対応をしている一方で、過去、Snow Manがジャニーズ事務所の不祥事でCM降板危機にあった際は、彼らの継続起用をいち早く発表しました。今回のフジテレビの一件で、その対応を思い出すファンが多いんですよね」(前同)

 2023年9月、ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を事務所が認めたことで、同社タレントのCM起用を終了する会社が相次ぐ“降板ドミノ”が発生したことがあった。

「タレントに罪はないとはいえ、ジャニー氏の酷い行ないは多くの企業にとって看過できないものでした。Snow Manも例に漏れず、『モスバーガー』などから契約を切られてしまう事態となりました。

 しかし、そういった時期でも不二家はSnow ManのCM起用を止めない判断をしたんですよね」(同)

 当時、不二家はSnow Manの広告契約、番組のスポンサー契約について《現時点では、現在の契約について変更の予定はございません》と報告。

《しかしながら、いかなる性加害も容認できるものではなく、また、人権尊重の取り組みは非常に重要であると考えております。事務所に対しては、被害者の方への救済措置と再発防止、ガバナンス強化等の適切な対応を求めております。今後の契約更新については、事務所の動向を注視し、しかるべき対応を検討してまいります》

 と、表明していた。

 その後、ジャニーズ事務所は消滅し、所属タレントのマネジメントは24年4月から新会社STARTO ENTERTAINMENTへと移行。各企業は取引を再開するようになり、現在に至る。