1月23日、中居正広(52)が芸能界からの引退を発表した。有料の会員サイトでファンに向けた文章で報告したもので、各所に大きな影響をもたらしている。
その前日の22日夕方、社会学者の古市憲寿氏(40)がXを更新。自身が出演していた中居のレギュラー番組『中居正広の土曜日な会』(テレビ朝日系)の終了発表を受け、中居やSMAPに対する思いを長文で投稿し、注目を集めている。
中居は、昨年12月19日発売の『女性セブン』(小学館)で、深刻な女性トラブルを起こして9000万円もの解決金を払っていたことが報じられ、その後も『週刊文春』(文藝春秋)やスポーツニッポンなどで後追い記事が出る事態に。
以降、各局で中居の出演番組の収録中止や放送休止、降板が相次ぎ、中居は『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)と『THE MC3』(TBS系)から降板。そして、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)、『だれかtoなかい』(フジテレビ系)、ラジオ『中居正広 ON&ON AIR』(ニッポン放送)、古市氏も出演していた『中居正広の土曜日な会』と、冠番組はすべて終了することが発表された。
「『土曜日な会』は2019年4月に『中居正広のニュースな会』としてスタートしましたが、昨年12月21日放送回が事実上の最終回に。今回、注目されている古市さんは同番組に“会員”として出演していて、同じく“会員”の劇団ひとりさん(47)、MCの中居さんの3人で番組を盛り上げていました」(女性誌編集者)
古市氏は自身のXで《まさかこのような形で番組が終わるとは思っていなかったので、とても残念です》と切り出し、出演者もスタッフもいい人ばかりだったこと、中居との初顔合わせはSMAP解散騒動があった2016年の終わりごろ、『ワイドナショー』(フジテレビ系)の忘年会の席だったと振り返った。
そして、自分が毎週番組で会っていた中居は《ファンの人が知っている「中居くん」と、ほとんど違いがない》としながらも、人にはいくつもの顔があってもおかしくないことから、中居個人を糾弾したり、擁護することはできないこと、『土曜日な会』の共演者には中居名義で「お詫び」の連絡があったことなどを説明したうえで、こうつづった。
《子どもの頃から、ずっとテレビの中にはSMAPがいました。「STAY」という曲にあるように、あと50年、60年はSMAPがいるんだと勝手に思っていました。解散後も、きっといつかはまた集まってくれるんだろうと期待をしていました。番組で作った「♪ピンポンパンポンプー」の仮タイトルは「BEST FRIEND」。あえて言わなかったけど、SMAPのメンバーのことを思って書いた物語です》
『♪ピンポンパンポンプー』とは、中居が監修&キャラクター原案、劇団ひとりがキャラクターデザイン、古市氏が文章を担当した、番組共同制作の絵本の題名。その仮タイトルに用いられた『BEST FRIEND』は、現在はオートレース選手の森且行(50)がSMAPを脱退する際にお別れの曲としても用いられた、グループの絆や友の大切さを歌った曲である。