■「相談してくれたら……」笑福亭鶴瓶も嘆き

『中居正広の土曜日な会』やその前身番組から共演し、プライベートでも中居と親交のある劇団ひとり(47)は、1月20日配信の『smartFLASH』の直撃を受け、番組を通して《今回はいろいろとご迷惑をおかけしました》という謝罪文を受け取ったと明かした。

 しかし、個別の連絡は来ていないといい、24年末に中居と一緒にゴルフへ行く予定があったものの、初報が出てから《私はキャンセルさせてもらいます》とメールで連絡があったとし、トラブルに関しての連絡はないと話していた。

 2001年から『仰天ニュース』で中居と共演してきた笑福亭鶴瓶(73)も1月15日配信の『NEWSポストセブン』の「中居とは連絡を取っていない?」という問いに、会っておらず、連絡も来ていないと明かし、「相談してくれたらよかったのにな……」と吐露していた。

「引退発表の前日、中居さんは本当に近い仕事関係者には報告をしていたと聞こえてきています。ただ、その報告も、引退は決定事項であり、誰かが説得したところで覆せるようなものではなかったと……。それほど中居さんは決意を固めていたそうです。

 1月9日に出した声明文には《なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》という一文があり、さらなる炎上を招いてしまいましたが、これは中居さんと代理人弁護士が協議したうえで出したものでしょう。そして、おそらくこの一文の真意は、被害女性と示談ができたので、“その後”芸能活動が続けられることになった、ということなのかと。それを、正確に伝えられなかったものと見られていますね。

 ただ、業界経験が豊富な芸能関係者が見たら、この一文が炎上してしまうことはすぐに察知できたはず。それができなかったのは、周囲のしっかりとしたサポートがなかったからではないかともっぱらです。中居さんにジャニーズ事務所時代からついていたマネージャーもSTARTO ENTERTAINMENTに戻ってしまったそうですからね……」(前出の放送作家)

 個人事務所「のんびりなかい」を立ち上げてからしばらくは、ジャニーズ事務所時代からのベテランマネージャーが出向するような形で中居についていたものの、現在はSTARTO社に出戻り、現在はジュニアの育成を担当しているとされる。

「出戻りになったベテランマネージャーは車の運転が抜群に上手かったといい、そのあたりも中居さんに買われたと言われています。多忙のなか、安心できる運転で移動できるというのは、中居さんにとってリラックスできる時間だったのではないでしょうか。ただ、その信頼できるマネージャーもいなくなってしまったと……。

 中居さんの周囲には、信頼ができる、業界に精通した人がいなかったと見られています。だからこそ、ああいった残念な声明文が出ることになったとも言われていますし、すべての対応が後手後手となり、全レギュラー番組が消滅し、孤立し、最終的に引退にまで至ってしまった、と。

 今でも中居さんが引退を発表したことを“残念”と感じている業界関係者は多いですし、相談してくれていたらもっとやりようがあったのではないか、と嘆く人も多くいますね……」(前同)

 初報から35日で引退を発表した中居。かつては国民的グループをリーダーとして牽引し、解散後は見ない日がないほどテレビ番組で活躍。長年、多くのファン、そしてお茶の間で愛された男は、最後、一人きりで芸能活動の終了を決めたようだ――。