国民的タレントだった中居正広(52)の女性トラブル騒動にフジテレビ社員が関与していたという疑惑、また女性をなぜ守れなかったのかなどを巡り、同局が1月27日に行なった2度目の会見は、10時間以上に及んだ。1度目の“クローズド”な会見から一転、2度目はオープン形式での開催。参加者は191媒体/437人にのぼり、質問数は109にも及んだと報じられている。
港浩一社長、嘉納修治会長の辞任が会見の直前に発表される中、27日16時にスタート。1時間以上前からフジテレビの前には多数の報道陣が詰めかけた。当初から時間制限は設けないとうたった会見が終了したのは、日付が変わり、28日の午前2時23分のことだった。10時間23分もの会見中、休憩は1度のみ。記者たちからは怒号が飛ぶなど、荒れる瞬間もあった。
Xでも、
《質問者以外のガヤがうるさい》
《質問というよりお気持ち表明が多いし、話の内容にまとまりがなく無駄に長い。何より話し方が稚拙な人が多い。淡々と話せば良いのに何をそう熱くなって噛み付いているのか》
など、記者に対する呆れる声も続出したが――その「運営」は、どのようなものだったのか。
会見に参加した夕刊紙記者が振り返る。
「今回の会見は、もともと1月17日に行なった1度目の社長会見が取材媒体を制限し、動画の撮影も禁止など、閉鎖空間で行なわれたことが批判を浴びたことから“やり直し”をしたもの。今度はフリーランスなど個人を含めて参加者の属性を限定しないとされました。一応、一社4名程度までとされましたが、かなりの大人数になることはもちろん、場がカオスになることは容易に想定でき、当日、スタッフもかなり動員されていましたね。
運営スタッフの一人に話を聞くと、必ずしもスタッフ全員がフジの社員というわけではなく、この日のために外部から集められた人もいたようです」