■港浩一氏「落とし穴」&日枝久氏「懺悔」姿が拡散

 港氏はディレクターとして『オールナイトフジ』に携わり、とんねるずと親交を深めるように。以降、演出・プロデュサーとして『とんねるずのみなさんのおかげです。』に参加し、後継番組である『とんねるずのみなさんのおかげでした』(すべてフジテレビ系)では初代プロデューサーを務め、出世街道を邁進した。

 2015年6月に共同テレビの社長に就任した際には、とんねるずの番組に港氏が出演。出演者らに共同テレビ社長就任を祝福され、ステージで挨拶を求められると落とし穴に転落し、その姿に小泉今日子(58)と宮沢りえ(51)も腹を抱えて大爆笑。くす玉が割れると白い粉まみれになる、という展開だった。

 27日の会見以降、この動画がX上で拡散。

《嫌われてる人じゃないと思います ただ現場にいた方がよかった人だと思います》
《多分悪い人じゃないんだろうね》
《良くも悪くも人を信じる甘い人だったんだと思う》

 といったコメントが寄せられている。

 港氏の動画以上に注目を集めているのが日枝氏の動画だ。『オレたちひょうきん族』の人気コーナー「ひょうきん懺悔室」に編成局長時代の日枝氏が出演している。

 日枝氏は、ビートたけし(78)と明石家さんま(69)とともに入場。番組プロデューサーの横澤彪氏(享年73)が扮する神父から「罪深き迷える子羊よ、入りなさい」と促され、十字架の前でひざまずくなり、たけしにハリセンで頭を叩かれていた。

 たけしから「ここのところ『ひょうきん族』は非常に休みが多い。野球があると我々はやれない。目から血を吹き、鼓膜も破れて頑張った『ひょうきん族』が、やるかやらないかわからない。そこで局長にどういうことなのかわけを聞かせてもらいたい」と野球中継により『ひょうきん族」の放送休止が多いと苦言を呈され、さらにハリセンで叩かれていた。

 日枝氏は「おふたりも怒りのように、スタッフも非常に私に抗議を申し込んでですけれども」とし、「私も非常に気が小さいので相当悩んだんですけれども……何しろ、ナイターは夏場だけ。『ひょうきん族』は1年中やっているフジテレビの看板番組。出演者のみなさんもスタッフも相当疲れているでしょうから、このときにいい休養が取れていいんじゃないかと思い、私は親御心でやった次第」と持論を述べた。

 そのうえで「視聴者には大変、ご迷惑をおかけしましたけれども一番テレビが好きな視聴者のみなさんはわかっていただけると思います。よろしくお願いします」と発し、両手を組んで祈った。

 神父がためらうなか、スタジオセットの上部に上がったたけしが「さんまちゃん、押すなよ」と叫び、ブッチー武者(72)扮する神様が「×」を出し、日枝氏は頭から大量の水を被ることとなった。

 この動画には、

《日枝会長は原点に戻ってひょうきん族風に懺悔やれば結構許されるんじゃないかな(許されない)》
《記者会見でコレをすれば良かったですね》
《日枝会長がいきなりひょうきん族の十字架にかけられて出てきたら高視聴率取れるんじゃないの…楽しくなければテレビじゃないってなw》

 などのコメントが寄せられている。

「『ひょうきん族』の企画のための懺悔ではあったのですが、絶対的な権力者となり、“フジのドン”とも言われる日枝氏が懺悔し、頭から水を被るというのは今では到底考えられないこと。日枝氏もこの時は番組を盛り上げるため、“楽しくなければテレビじゃない”の精神で、喜んで水を被ったのではないでしょうか。ただ、今や批判的な声を浴びることを恐れて会見を避けているようにも感じられますよね……」(前出のワイドショー関係者)

 日枝氏はこのまま表舞台には出てくることなく、これまでと変わらずトップに君臨し続けるのだろうか。