「生島ヒロシさん(74)がハラスメントにより『生島ヒロシのおはよう定食』(平日5時~5時30分)と『生島ヒロシのおはよう一直線』(平日5時30分~6時30分、ともにTBSラジオ)を1月27日をもって降板。また、経済アナリストの森永卓郎さん(享年67)が28日に逝去。27日放送の『おはよう一直線』が2人にとって最後の出演となったことに、ラジオファンからは驚きや悲しみの声が上がっています」(制作会社関係者)
1月27日、TBSラジオが生島の降板を発表。《当社は、生島氏にTBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認したため、番組出演の継続が不可能と判断し、同氏の番組降板を決定いたしました。同氏のコンプライアンス違反の詳細については、関係者のプライバシー保護の観点から、説明を控えさせて頂きます》とした。
生島が所属する「生島企画室」の公式サイトでは《日頃よりお世話になっております。TBS様より発表があった通り、弊社所属の生島ヒロシは、本日を以って、TBSラジオ『生島ヒロシのおはよう定食』『生島ヒロシのおはよう一直線』のパーソナリティーを降板することになりました》と報告。
降板となった経緯について《この度の降板を受け、弊社としましてもTBS様及び生島ヒロシに聞き取りを行った結果、番組製作スタッフへの厳しい言動やインターネット上に掲載されていた不適切な画像の送信等の行為があったとのことであり、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントへの認識の欠落がまねいたことだと認識しております》と説明した。
生島本人もコメントを発表。《この度、TBSラジオからコンプライアンス違反があったとのご指摘を受け、降板になった次第です。ひとつは、私が友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送ってしまい、女性スタッフから大変不愉快とのご指摘を受けました》とした。
続けて、《さらには、朝の90分の生放送中、思わずスタッフに対して当たりがきつくになってしまったことがありました。私自身のハラスメントに対する意識・認識が甘く、猛省をしております》とハラスメントの詳細についてもつづった。
その翌日の28日にはがん闘病中だった森永さんが原発不明ガンのため逝去した。所属事務所が《弊社で業務提携を行う 森永卓郎【67歳】が1月28日(火)13時33分、原発不明がんのため、自宅にて逝去いたしました》と発表した。
そんな森永さんは亡くなる前日の27日にも複数のラジオ番組に電話出演していた。
午前5時からの『おはよう一直線』では現在の体調について生島から「いやぁ、モリタクさん、大丈夫ですか?」と問われ、森永さんは「実はあまり大丈夫じゃない」と赤裸々にコメント。「先週の放送が終わったあとぐらいから容体が急変して。どうも……本格的な転移が始まったようで、右の脇腹のところに一気に痛みが出てきたんですね」と伝えた。
痛み止めの医療用モルヒネを投与して痛みを抑え込んでいるとも明かし、「だからしゃべれるんですけど、この1週間、ほとんど何も食べていないのでパワーがなくなった。ろくに歩けなくなっているような状況で……」とも説明。
「今日、お医者さんに来てもらうことになっていているんですけど。実感で言うとそう長くもたないかもしれない」と自ら分析。「ちょっとマズいなっていうか、転移が一気に広がるとマズいなとは思っていたんですけど、ここまで急変するとは思っていなかった。今は結構厳しい」とも明かし、生島はそんな体調での電話出演に「申し訳ないですねぇ……」と恐縮していた。