■鼻水、顔のかゆみを抑えるツボ
また、“アレルギーのツボ”の前に組み合わせておきたいのは、“腎臓”と“膀胱”のツボ押しだ。
「アレルギー症状を排出するなら、まずは身体の“ゴミ箱”を空っぽにする必要があります。尿や便で排泄するためにこの2点は押さえておきたいところ。ちなみに、左足には“心臓のツボ”もあるので、必ず左足から始めましょう」
“腎臓のツボ”は、指を抜かした足裏の真ん中。手の親指の腹を第1関節から上を真横にして当てる。
「ポイントは押した指に自分の体重を乗せ続けること。指を当ててそのまま押し滑らせながら、前屈みになっていくと内くるぶしの真下に曲がっていくはずです。これで、腎臓から膀胱にかけての“掃除”ができます」
内くるぶしの下の半円の骨の内側にあるくぼみが“膀胱のツボ”だが、ぷっくり膨らんでいる人は体内の“ゴミ”が出せていない証だとMatty氏は続ける。
「かかとに親指を引っ掛けたら、人差し指、中指、薬指の3本の第一関節でかかとに向かって熊手のように引き込む。中の肉を集めるイメージで押しましょう」
また、辛い症状にあわせたツボも存在する。花粉症で最も苦しむのは鼻水や鼻詰まりだ。
「足の親指の腹、指先から爪の生え際あたりまで、指の外側を通して押し流す。花粉が入り込む鼻のフィルターを綺麗にする効果があります」
また、顔中がかゆくなってしまう症状には、中指の下延長線上の骨の下にあるツボを押すと効果的だ。
「手の人差し指の第二関節で押すのがおすすめ。副腎皮質ホルモンを活性化させ、肌を整える場所です」
ここまで、花粉症に効果のある“ツボ”を紹介した。最後に押す際の留意事項やアフターケアについてMatty氏は言及した。
「肌に触れる際はクリームや石鹸をつけ、ツボは1点ずつ押していくこと。おすすめは、お風呂の時間です。 また、医師からの水分制限が特にない場合は、腎臓や膀胱のツボを押した後は白湯を200cc飲んでください。1時間経っても排泄がないのなら、もう一度飲みます。水を変えただけで、症状が改善されるケースもあるので、水選びにもこだわりたいですね」
身体に負荷をかけずにつらい症状を抑える“足ツボ”。上手く活用すれば、今年は薬要らずになるかもしれない。
Matty(マティ)
台湾で修行しツボ歴30年のキャリアをもつ足ツボ師Matty(マティ)。台湾足ツボをベースに現代の足のトラブルに対応した各国のフットケアを盛り込んだ即効力と改善率の高い『Matty式足ツボ』を考案足裏に道を甦らせ今日からの健康維持を自分でできるようアドバイスする技法が人気の秘密。
足ツボマッサージ師 Matty公式サイト
http://matty830.com/