■恩田すみれ役・深津絵里の“意外な状況”

 13年越しにすみれの生存が確定したこともあり、あらためて2026年公開予定の新作映画『踊る大捜査線 N.E.W.』への深津の出演に期待する声は多い。

《踊る大捜査線の映画で、青島とすみれさんが一緒になる未来・・・俺は諦めてないぜ》
《新作やるにしても室井さんと、ヒロインのすみれさんは退職してるから、そこら辺をどうやるんだろうかすみれさんはワンチャン登場あり得るかもね》
《今公開してる室井さんの映画ではすみれさん生きてる設定になってるっぽい!よかったー!》
《深津絵里さんが出なきゃ観る価値半減だよ》

 といった、彼女の登場を待望する声が多数寄せられている。

「一方で、今の深津さんは本当に自分が出たいと思った作品でないと出演しないとも言われていて……事実、映画やドラマに滅多に出ないですよね。

 2021年後期のNHK連続テレビ小説カムカムエヴリバディ』で深津さんはヒロインを務めましたが、それも“13年ぶりの連ドラ出演”だと話題になりました。プロデューサーから熱心な手紙を受け取ったことで出演を決意したといいますね」(前出の芸能プロ関係者)

 深津は『カムカムエヴリバディ』の出演を引き受けた理由を、《チーフプロデューサー・堀之内(礼二郎)さんの強い気持ちと、藤本有紀さんの脚本にすごいものを作ろうとする迫力を感じたので、“私に何かできることがあれば”と思いお引き受けしました》と、制作陣から情熱を感じたからこそ引き受けたと明かしている。

 映画では、深津は今秋公開のオダギリジョー(48)が脚本・監督・編集・出演を務める映画『THEオリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』(25年秋公開)への出演が発表されているが、それまでは22年公開のアニメ映画『すずめの戸締まり』で声優を務めたのを除くと、最後の出演作は8年前の映画『サバイバルファミリー』(2017年)だった。『THEオリバーな犬』はドラマ版(NHK)が月間ギャラクシー賞を受賞するなど高い評価を受けている作品だけに、深津がオファーを引き受けたのもうなずける。

 “なかなか作品に出ない俳優”そんな近況の深津だが、出演待望論が沸騰している26年公開予定の『踊る大捜査線 N.E.W.』には出るのか――制作会社関係者は“意外な状況”を話す。

「深津さんの所属事務所の関係者によると、実は、『踊る大捜査線 N.E.W.』への正式な出演オファーが、そもそもまだ来ていないそうなんです。だから、深津さん自身が“出る・出ない”を検討できる状態ではないといいます。

 ただ、深津さん演じる恩田すみれは、主人公の青島(織田)、準主役の室井(柳葉)と並び、『踊る大捜査線』の新作を撮るうえで決して外せないキャラですよね。深津さんが不在では、大きなピースが欠けている作品となりかねないし、シリーズのファンもがっかりでしょう。

 騒動で揺れるフジテレビですが、14年ぶりの『踊る』の新作プロジェクトですから、“深津さんの出演はマスト”で動いていると見られますが……」

 昨年11月の時点で、『踊る大捜査線』映画シリーズの累計興行収入は500億円を突破したと発表されている。26年公開予定の『踊る大捜査線 N.E.W.』への期待も膨らむなか、果たして、深津演じる恩田すみれは登場するのか。多くのファンは彼女を待っている。