■中山美穂さんの熱演があったからこその香取慎吾ドラマの今後
第3話では、外遊びの時間に1人で絵を描いている子どもを正助(志尊)が見守っているところに園田園長(中山さん)が現れて、「集団行動を覚えさせるのも大事なこと。それに、園内と園庭を1人で見るわけにはいかないでしょ」と、急かすシーンに登場。
また、正助が不登校の娘をケアするために仕事を休みがちになり、電話で謝罪する場面では、「今日で何回目ですか。これ以上休まれたら、こちらも厳しいです」と、声のみで登場した。
園長の園田の人柄には視聴者から、
《いや中山美穂(ごめん役名わからない)も酷いパワハラ上司だな。保育園で働いている人間が子持ちパパの都合聞かず突然残業命じるなんて。これが保育士のリアルなのかしら?》
《ミポリンの園長が、ちょうどよく嫌な感じなのが上手いなぁ 本当にもっと見たかったよ……》
《まぁ、職場の気持ちも分かるけどさ、この保育園、結構ブラックよ、園長》
といった声が寄せられている。
そして、美穂さんがそんな“嫌~な園長”を演じきっていたからこそ、第5話で描かれる保育園の過酷な実態、妹・忍が演じる鮫島新園長に説得力が出るという声も多く上がっている。
《中山忍が姉・中山美穂さんの役を引き継ぎ「日本一の最低男」に出演。姉との心の対話を大切にし、役を演じる決意を表明。家族の絆とその影響を感じる瞬間》
《次の回は保育園が舞台だったから、中山美穂さん演じる園長にクローズアップされる回だったんだな。ここまで、嫌な園長を演じてたから、この話は大切な話になるよな》
《ここまでの回で園長先生でるたびに語気強めだし圧がすごくて正助さんが働いてる園の働き方まったく改革されてないなと思って見てたから、一平さんと正助さんでどんなふうに打破していくのか、5話はすごく重要な回になりそう》
「第5話は、物語が大きく動き出す重要な回だとも予告されています。美穂さんの出演が叶わなかったことを惜しむ声も多いですが、彼女がしっかりと演じてきた“嫌~な園長”が、ドラマのこれからを盛り上げるカギになってきそうです」(前出の女性誌編集者)
美穂さんから役を受け継いだ妹・忍は第5話の撮影をこう振り返っている。
《1シーン、1カットずつ〝お姉ちゃん、どう演じたい?〟と心の中で話しかけながら、作品の世界観を壊さないように、姉の気持ちに添うように、姉の面影を感じてもらえるように、そして皆さまのお心に残りますように、願いを込めて大切に演じました》
四十九日も過ぎ、生前に収録されていたドラマ出演パートの放送も終わった中山美穂さん。彼女の名演技は、実妹に引き継がれる――。