■女子アナは“接待要員”か 報じられたフジの会食が問題視
1月23日配信の『smartFLASH』の取材を受けた元TBSアナウンサーでエッセイストの小島慶子氏(52)は、10年以上前から“女子アナ”という役割は絶滅したほうがいいと主張しており、そもそも「女子アナ」という呼称に女性蔑視的な視点も含まれていると指摘している。
2月3日放送の『ABEMAヒルズ』(ABEMA)に出演した『The HEADLINE』の石田健編集長も、アナウンサーという仕事の特殊性自体がいま強く議論されているとし、フジテレビのみならず社会全体がつくり上げた“女子アナ”という存在の問題点が露呈したと指摘。また、女子アナがアイドルのような扱い方で消費されてきたともコメントしていた。
「被害女性のX子さんはA氏から“今後の仕事につながる”と言われ、中居さんのバーベキューパーティーに参加。その数日後にトラブルへと発展し、X子さんは仕事で関係のあったアナウンス室部長(当時)・佐々木恭子アナウンサー(52)に相談することになったとされますが、女子アナや女性社員を接待要員にするような会食が常態的に行なわれてきたのではないかということが現在、フジテレビ内で問題視されているわけです。
フジテレビの問題を受け、他局でもそういった会食や接待があったかどうかの調査が行なわれるまでに至りましたが、美しい女性という“価値”を利用し、彼女たちの仕事とは直接関係のないところの飲み会に呼んで接待要員にしていたのか――そのあたりの実態もフジテレビ内で行なわれている第三者委員会の調査でつまびらかになるのではないでしょうか。
そもそもフジテレビが、80年代から90年代にかけ、“女子アナブーム”をけん引し、女子アナをアイドルやタレントのように扱ってきましたからね。女子アナの名前に『パン』をつけた『パンシリーズ』もそうですし、他局が徐々に撤退するなか、フジテレビはいまだに“女子アナカレンダー”を出していますよね」(前出の制作会社関係者)