■フジテレビ騒動の影響も感じさせる描写が話題に

「『ちいかわ』視聴者からすれば、ハチワレの声の変化は子どもの成長をリアルタイムで追っているような感じもあるでしょう。感慨深さを感じると同時に“ハチワレの声”としては違和感も出始めているため、今後がどうなるのか、心配する声が出ているということですね。

 そして、もう1つの”変化”には、現在、問題となっているフジテレビのスポンサー離れが本作にも影響しているんじゃないか、と視聴者がざわついているんです」(前出の女性誌ライター)

 現在、フジテレビは、元SMAPリーダーで国民的タレントだった中居正広(52)が起こした女性トラブルの影響で、未曾有の危機に直面している。

 被害女性が“意に沿わない性的行為を受けた”とされ、中居が巨額解決金を払って示談したと2024年末より報じられているトラブル。フジテレビ幹部社員も関与しているとも報じられ(フジは否定)、同局には批判が殺到。女性を守れなかったことなどを含めて1月27日には局上層部が記者会見を行なったが、騒動を機に80社近くのCMスポンサーが撤退する事態となってしまった。

 そんな背景があるだけに、2月4日放送の『ちいかわ』のある描写に、多くの視聴者がざわついている――。

「『ちいかわ』には、“くりまんじゅう”という名前のキャラクターがいます。4日放送回では彼が昼から缶ビールを飲む描写があったのですが、これは、これまででは考えにくいことだったんです」(前同)

 原作のくりまんじゅうは酒好きでいつもお酒を飲んでいるが、アニメでは基本的にノンアルコール飲料やお茶に差し替えられていた。それは『めざましテレビ』が朝の番組ゆえに自主規制があるのでは、とも見られていたが、

「ところが、2月4日の『ちいかわ』では、はっきりと“BEER”と書かれた缶ビールを飲んでいたんです。飲酒描写自体は今回が初ではないですが、より変化が感じられるという声もあります」(同)